分析レポート

Analysis Report

第69回
羽田盃(JpnI)
2024年04月24日(水) 20:10発走

第69回優勝馬:アマンテビアンコ号

レース情報

羽田盃は、枠順や臨戦過程がポイント!

  • SⅠとして施行された第59回(平成26年)から第68回(令和5年)を含む過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和6年4月10日時点

上位人気馬はそれなりに信頼できる

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[6-6-3-5](3着内率75.0%)、3~4番人気の馬は[2-2-3-13](3着内率35.0%)、5~13番人気の馬は[2-2-4-80](3着内率9.1%)、14番人気以下の馬は[0-0-0-17](3着内率0.0%)となっている。人気薄の馬が波乱を演出した例も少なくないとはいえ、まずは上位人気グループの馬に注目するべきだろう。

「船橋」勢が優秀な成績をマークしていた

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-2-3-21](3着内率25.0%)、「船橋」の馬は[3-6-4-22](3着内率37.1%)、「大井」の馬は[4-2-1-60](3着内率10.4%)、「川崎」の馬は[1-0-2-12](3着内率20.0%)となっている。今年からはダートグレード競走として施行されるが、3着内数が多いうえ3着内率も優秀だった「船橋」所属馬は、引き続きチェックしておくべきかもしれない。

令和になってからは内外極端な枠に入った馬が不振

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~13番の馬は[9-10-10-98](3着内率22.8%)、14~16番の馬は[1-0-0-17](3着内率5.6%)となっている。なお、第64回(令和元年)以降の過去5年に限ると、1~3番の馬は[0-1-0-14](3着内率6.7%)、4~10番の馬は[4-4-4-23](3着内率34.3%)、11~16番の馬は[1-0-1-21](3着内率8.7%)である。近年の傾向を重く見るならば、外寄りの枠に入った馬だけでなく、内寄りの枠に入った馬も割り引きが必要だ。

前走で1,600m超のレースを使っていた馬が中心

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,600m以下の馬は[1-3-3-36](3着内率16.3%)、1,600m超の馬は[9-7-7-79](3着内率22.5%)となっている。なお、第63回(平成30年)以降の過去6年に限ると、1,600m以下の馬は[0-1-1-23](3着内率8.0%)、1,600m超の馬は[6-5-5-46](3着内率25.8%)である。前走が1,600m以下のレースだった馬は、過信禁物と見るべきだろう。

前走の出走頭数も重要

【前走の出走頭数別成績】(過去10年)

前走の出走頭数別成績を見ると、9頭以下の馬は[0-0-0-16](3着内率0.0%)、10頭以上の馬は[10-10-10-99](3着内率23.3%)となっている。なお、第64回(令和元年)以降の過去5年に限ると、9頭以下の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)、10~13頭の馬は[2-2-2-28](3着内率17.6%)、14頭以上の馬は[3-3-3-22](3着内率29.0%)である。臨戦過程を比較する際は、前走が多頭数のレースだった馬を高く評価したい。

“全日本2歳優駿”で善戦した馬は堅実

【“全日本2歳優駿”における着順別成績】(過去10年)

“全日本2歳優駿”における着順別成績を見ると、6着以内の馬は[3-6-2-5](3着内率68.8%)、7着以下の馬は[0-1-2-10](3着内率23.1%)、「不出走」の馬は[7-3-6-100](3着内率13.8%)となっている。ダートグレード競走のJpnⅠである “全日本2歳優駿”の上位馬がエントリーしてきたら、有力と見て良さそうだ。