分析レポート

Analysis Report

第6回
雲取賞(JpnIII)
2024年02月14日(水) 16:35発走

第6回優勝馬:ブルーサン号

レース情報

雲取賞は、負担重量や臨戦過程に注目!

  • 準重賞として施行された平成26年から平成30年、SⅢとして施行された第1回(平成31年)から第5回(令和5年)を含む過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 準重賞として施行された平成26年から平成30年は1,600mで実施
  • 第1回(平成31年)からは1,800mで実施
  • 記録は令和6年1月31日時点

上位人気馬はそれなりに堅実

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、5番人気以内の馬は[9-9-7-25](3着内率50.0%)、6~13番人気の馬は[1-1-3-59](3着内率7.8%)、14番人気以下の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)となっている。人気薄の馬が波乱を演出した例もあるとはいえ、まずは上位人気グループの馬をひと通りチェックしておくべきだろう。

「浦和」「船橋」所属馬の活躍が目立っていた

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[3-3-0-12](3着内率33.3%)、「船橋」の馬は[4-3-5-29](3着内率29.3%)、「大井」の馬は[1-2-4-35](3着内率16.7%)、「川崎」の馬は[2-2-1-16](3着内率23.8%)となっている。3着内率が比較的高かった「浦和」所属馬や「船橋」所属馬は、ダートグレード競走となった今後も相応に高く評価するべきかもしれない。

負担重量の重い馬ほど信頼できる

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、56.0kg未満の馬は[1-0-1-31](3着内率6.1%)、「56.0kg」の馬は[4-3-3-42](3着内率19.2%)、56.0kg超の馬は[5-7-6-19](3着内率48.6%)となっている。JpnⅢとなったことに伴い負担重量の規定が変更されたものの、収得賞金の金額に応じた負担重量を課される別定競走である点は変わらないので、今後も負担重量が比較的重い実績馬を重視した方が良さそうだ。

前走の距離が明暗を分けそう

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,400m以下の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)、1,400m超の馬は[10-10-10-78](3着内率27.8%)となっている。今回より2ハロン以上短い距離のレースを経由してきた馬は、上位に食い込む可能性が低いと見るべきだろう。

前走の人気も重要なポイント

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)

前走の単勝人気順別成績を見ると、6番人気以内の馬は[9-9-10-62](3着内率31.1%)、7番人気以下の馬は[1-1-0-30](3着内率6.3%)となっている。なお、平成29年以降の過去7年に限ると、6番人気以内の馬は[7-7-7-45](3着内率31.8%)、7番人気以下の馬は[0-0-0-25](3着内率0.0%)である。前走で上位人気に推されていなかった馬は、過信禁物と見ておきたい。

近年は前走で先行していた馬が優勢

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、5番手以内の馬は[9-6-8-56](3着内率29.1%)、6番手以下の馬は[1-4-2-36](3着内率16.3%)となっている。なお、重賞として施行されるようになった第1回(平成31年)以降の過去5年に限ると、5番手以内の馬は[5-3-5-29](3着内率31.0%)、6番手以下の馬は[0-2-0-20](3着内率9.1%)である。近年の傾向を重視するならば、前走で先行していた馬に注目した方が良さそうだ。