アフター5スター賞は、前走内容を素直に評価したい！

• 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
• 記録は令和5年8月24日時点

基本的には上位人気の馬ほど好成績

単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[6-2-2-10]（3着内率50.0%）、3～4番人気の馬は[2-3-3-12]（3着内率40.0%）、5～7番人気の馬は[1-4-3-22]（3着内率26.7%）、8～10番人気の馬は[1-0-2-27]（3着内率10.0%）、11番人気以下の馬は[0-1-0-40]（3着内率2.4%）となっている。人気薄の馬が上位に食い込んだ例も少なくないとはいえ、上位人気馬の好走率はそれほど悪くない。

「船橋」「川崎」勢が比較的堅実

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-0-0-20]（3着内率9.1%）、「船橋」の馬は[4-5-3-22]（3着内率35.3%）、「大井」の馬は[3-4-6-62]（3着内率17.3%）、「川崎」の馬は[1-1-1-7]（3着内率30.0%）となっている。3着内率の高い「船橋」所属馬や「川崎」所属馬を高く評価した方が良さそうだ。

極端に重い負担重量を課された馬は信頼できる

負担重量別成績を見ると、57.0kg以下の馬は[5-6-9-94]（3着内率17.5%）、57.0kg超の馬は[5-4-1-17]（3着内率37.0%）となっている。アフター5スター賞は在籍しているクラスや過去1年の戦績に応じた負担重量を課される別定競走だが、57.0kgを超えるほどの負担重量が課されることになる実績馬は、上位に食い込む可能性が高いと見て良いだろう。

前走好走馬が強い

前走の着順別成績を見ると、2着以内の馬は[6-6-5-30]（3着内率36.2%）、3～12着の馬は[4-4-5-67]（3着内率16.3%）、13着以下の馬は[0-0-0-14]（3着内率0.0%）となっている。なお、第24回（平成29年）以降の過去6年に限ると、2着以内の馬は[5-5-4-22]（3着内率38.9%）、3～12着の馬は[1-1-2-37]（3着内率9.8%）、13着以下の馬は[0-0-0-7]（3着内率0.0%）である。連対を果たした直後の馬はしっかりマークしておきたい。

馬格に注目

前走の馬体重区分別成績を見ると、490kg未満の馬は[2-2-2-49]（3着内率10.9%）、490kg以上の馬は[8-8-8-62]（3着内率27.9%）となっている。なお、第24回（平成29年）以降の過去6年に限ると、490kg未満の馬は[0-0-1-30]（3着内率3.2%）、490kg以上の馬は[6-6-5-36]（3着内率32.1%）である。小柄な馬は割り引きが必要だ。

前走で後方からレースを進めていた馬は不振

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、5番手以内の馬は[8-7-8-58]（3着内率28.4%）、6番手以下の馬は[2-3-2-53]（3着内率11.7%）となっている。なお、第23回（平成28年）以降の過去7年に限ると、5番手以内の馬は[7-6-5-45]（3着内率28.6%）、6番手以下の馬は[0-1-2-34]（3着内率8.1%）である。前走の最終コーナーを6番手以下で通過した馬は、過信禁物と見るべきだろう。