分析レポート

Analysis Report

第13回
優駿スプリント(SII)
2023年06月27日(火) 20:10発走

第13回優勝馬:フジコチャン号

レース情報

優駿スプリントは、負担重量や臨戦過程が重要!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第3回(平成25年)から第4回(平成26年)まではSIIIとして実施
  • 記録は令和5年6月13日時点

人気薄の馬が上位に食い込んだ例も少なくない

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、5番人気以内の馬は[7-6-3-34](3着内率32.0%)、6~11番人気の馬は[3-3-6-48](3着内率20.0%)、12番人気以下の馬は[0-1-1-46](3着内率4.2%)となっている。ただし、第7回(平成29年)以降の過去6年に限ると、5番人気以内の馬は[3-3-1-23](3着内率23.3%)、6~11番人気の馬は[3-3-5-25](3着内率30.6%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-28](3着内率0.0%)である。上位人気グループの馬があまり信頼できないレースと言えそうだ。

連対率が高いのは「大井」「川崎」勢

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-0-3-14](3着内率17.6%)、「船橋」の馬は[2-0-3-27](3着内率15.6%)、「大井」の馬は[5-7-3-65](3着内率18.8%)、「川崎」の馬は[3-3-1-22](3着内率24.1%)となっている。3着内率に大きな差はないが、連対率は「浦和」の馬が0.0%、「船橋」の馬が6.3%、「大井」の馬が15.0%、「川崎」の馬が20.7%となっているので、「大井」や「川崎」の所属馬がやや優勢と見て良いだろう。

1~2枠や7~8枠の馬は割り引きが必要

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~2枠の馬は[3-1-1-35](3着内率12.5%)、3~6枠の馬は[6-9-7-56](3着内率28.2%)、7~8枠の馬は[1-0-2-37](3着内率7.5%)となっている。内外極端な枠に入った馬は過信禁物と見ておきたい。

負担重量も見逃せないポイント

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、56.0kg以下の馬は[3-6-6-93](3着内率13.9%)、56.0kg超の馬は[7-4-4-35](3着内率30.0%)となっている。なお、第9回(令和元年)以降の過去4年に限ると、56.0kg以下の馬は[0-2-1-29](3着内率9.4%)、56.0kg超の馬は[4-2-3-23](3着内率28.1%)である。性や番組賞金に応じた負担重量を課される別定競走だが、比較的重い負担重量を課された実績馬は、高く評価して良さそうだ。

前走の距離が1,600m超だった馬は堅実

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,000m以下の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)、1,000m超1,600m以下の馬は[7-7-6-104](3着内率16.1%)、1,600m超の馬は[3-3-4-16](3着内率38.5%)となっている。なお、第8回(平成30年)以降の過去5年に限ると、1,000m以下の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)、1,000m超1,600m以下の馬は[2-3-3-53](3着内率13.1%)、1,600m超の馬は[3-2-2-7](3着内率50.0%)である。該当馬はそれほど多くないが、1,600m超のレースを経由してきた馬は上位に食い込む可能性が高いと見るべきだろう。

“優駿スプリントトライアル”の上位馬に注目

【“優駿スプリントトライアル”における着順別成績】(過去10年)

“優駿スプリントトライアル”における着順別成績を見ると、「1着」の馬は[3-4-0-2](3着内率77.8%)、2~4着の馬は[1-1-4-20](3着内率23.1%)、5着以下の馬は[1-0-0-36](3着内率2.7%)、「不出走」の馬は[5-5-6-70](3着内率18.6%)となっている。なお、第7回(平成29年)以降の過去6年に限ると、「1着」の馬は[1-3-0-2](3着内率66.7%)、2~4着の馬は[1-1-3-11](3着内率31.3%)、5着以下の馬は[0-0-0-16](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[4-2-3-47](3着内率16.1%)である。今年も“優駿スプリントトライアル”の上位馬はしっかりマークしておきたい。