東京スプリントは、近走成績などを素直に評価したい！

• 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
• 記録は令和5年4月5日時点

上位人気馬に推された馬は信頼できる

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[4-2-2-2]（3着内率80.0％）、2～5番人気の馬は[5-8-5-22]（3着内率45.0％）、6番人気以下の馬は[1-0-3-90]（3着内率4.3％）となっている。上位人気の馬ほど信頼できるレースだ。

「地方」所属馬の好走例も少なくない

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[2-3-4-86]（3着内率9.5％）、「JRA」の馬は[8-7-6-28]（3着内率42.9％）となっている。3着内率は「JRA」勢が「地方」勢を大きく上回っているものの、3着以内馬のうち3分の1近くを「地方」所属馬が占めている点には留意しておくべきだろう。

前走好走馬が優勢

前走の着順別成績を見ると、5着以内の馬は[7-9-6-58]（3着内率27.5％）、6着以下の馬は[3-1-4-56]（3着内率12.5％）となっている。なお、第28回（平成29年）以降の過去6年に限ると、5着以内の馬は[5-6-4-33]（3着内率31.3％）、6着以下の馬は[1-0-2-32]（3着内率8.6％）である。前走好走馬は高く評価したい。

前走の距離がポイント

前走の距離別成績を見ると、1,000ｍ以下の馬は[0-0-1-13]（3着内率7.1％）、1,000ｍ超1,500ｍ未満の馬は[8-8-8-76]（3着内率24.0％）、1,500ｍ以上の馬は[2-2-1-25]（3着内率16.7％）となっている。なお、第28回（平成29年）以降の過去6年に限ると、1,000ｍ以下の馬は[0-0-1-11]（3着内率8.3％）、1,000ｍ超1,500ｍ未満の馬は[6-5-5-42]（3着内率27.6％）、1,500ｍ以上の馬は[0-1-0-12]（3着内率7.7％）である。前走が「1,200 ｍ」や「1,400 ｍ」のレースだった馬を重視したいところだ。

少頭数のレースを経由してきた馬は不振

前走の出走頭数別成績を見ると、11頭以下の馬は[1-0-0-30]（3着内率3.2％）、12頭以上の馬は[9-10-10-84]（3着内率25.7％）となっている。前走が少頭数のレースだった馬は過信禁物と見るべきだろう。

“前年のJBCスプリント”で善戦した馬は安定感あり

“前年のJBCスプリント”における着順別成績を見ると、6着以内の馬は[2-5-6-10]（3着内率56.5％）、7着以下の馬は[1-0-0-15]（3着内率6.3％）、「不出走」の馬は[7-5-4-89]（3着内率15.2％）となっている。今年も令和4年のJBCスプリントで善戦した馬が出走してきたらぜひ注目しておきたい。