分析レポート

Analysis Report

第59回
東京記念(SI)
2022年09月7日(水) 20:10発走

第59回優勝馬:ランリョウオー号

レース情報

東京記念は、前走の内容を重視した方が良さそう!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 過去10年のうち、第49回(平成24年)から第54回(平成29年)まではSIIとして実施
  • 記録は令和4年8月29日時点

上位人気馬の成績はまずまず

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[8-6-3-13](3着内率56.7%)、4~8番人気の馬は[1-4-6-39](3着内率22.0%)、9番人気以下の馬は[1-0-1-58](3着内率3.3%)となっている。まずは上位人気グループの馬に注目すべきだろう。

「船橋」「大井」勢の活躍が目立っている

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-0-15](3着内率11.8%)、「船橋」の馬は[2-5-4-27](3着内率28.9%)、「大井」の馬は[7-2-5-49](3着内率22.2%)、「川崎」の馬は[0-0-1-10](3着内率9.1%)、「他地区」の馬は[0-2-0-9](3着内率18.2%)となっている。3着内率の高い「船橋」所属馬や、3着内数の多い「大井」所属馬が優勢だ。

大敗直後の馬は不振

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、6着以内の馬は[10-9-8-71](3着内率27.6%)、7着以下の馬は[0-1-2-39](3着内率7.1%)となっている。なお、SⅠとして施行されるようになった第55回(平成30年)以降の過去4年に限ると、6着以内の馬は[4-4-4-39](3着内率23.5%)、7着以下の馬は[0-0-0-11](3着内率0.0%)である。大敗直後の馬は苦戦する可能性が高いと見ておきたい。

「東京記念トライアル」組が優勢

【前走のレース別成績】(過去10年)

前走のレース別成績を見ると、東京記念のSⅠ昇格に伴い平成30年から施行されている「東京記念トライアル」の馬が[3-1-2-11](3着内率35.3%)と比較的優秀な成績を収めている。なお、SⅠとして施行されるようになった第55回(平成30年)以降の過去4年に限ると、前走のレースが「東京記念トライアル」以外だった馬は[1-3-2-39](3着内率13.3%)である。今年も「東京記念トライアル」組を高く評価すべきだろう。

前走で上位人気に推されていた馬が好成績

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)

前走の単勝人気順別成績を見ると、5番人気以内の馬は[9-7-7-50](3着内率31.5%)、6番人気以下の馬は[1-3-3-60](3着内率10.4%)となっている。なお、SⅠとして施行されるようになった第55回(平成30年)以降の過去4年に限ると、5番人気以内の馬は[4-3-4-30](3着内率26.8%)、6番人気以下の馬は[0-1-0-20](3着内率4.8%)である。前走の内容を比較する際は、当時の人気にも注目しておいた方が良さそうだ。

前走の最終コーナー通過順がポイント

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、6番手以内の馬は[7-7-9-57](3着内率28.8%)、7番手以下の馬は[3-3-1-53](3着内率11.7%)となっている。前走の最終コーナーを中団や後方のポジションで通過した馬は、過信禁物と見ておきたい。