分析レポート

Analysis Report

第12回
優駿スプリント(SII)
2022年06月28日(火) 20:10発走

第12回優勝馬:プライルード号

レース情報

優駿スプリントは、枠順や負担重量が明暗を分けそう!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第2回(平成24年)から第4回(平成26年)まではSIIIとして実施
  • 記録は令和4年6月14日時点

波乱の決着が目立ってきた

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[6-7-3-24](3着内率40.0%)、5番人気以下の馬は[4-3-7-104](3着内率11.9%)となっている。ただし、第7回(平成29年)以降の過去5年に限ると、4番人気以内の馬は[1-3-0-16](3着内率20.0%)、5番人気以下の馬は[4-2-5-47](3着内率19.0%)である。近年は上位人気馬が期待を裏切りがちだ。

連対率が高いのは「大井」「川崎」勢

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-0-3-13](3着内率18.8%)、「船橋」の馬は[3-0-3-25](3着内率19.4%)、「大井」の馬は[4-7-3-66](3着内率17.5%)、「川崎」の馬は[3-3-1-24](3着内率22.6%)となっている。3着内率に大きな差はないが、連対率は「浦和」の馬が0.0%、「船橋」の馬が9.7%、「大井」の馬が13.8%、「川崎」の馬が19.4%となっているので、「大井」や「川崎」の所属馬がやや優勢と言って良いだろう。

内外極端な枠に入った馬は割り引きが必要

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~2枠の馬は[3-1-1-35](3着内率12.5%)、3~6枠の馬は[7-9-8-54](3着内率30.8%)、7~8枠の馬は[0-0-1-39](3着内率2.5%)となっている。第1回(平成23年)を含めても未だ連対例がない7~8枠はもちろん、やや好走率が低い1~2枠に入った馬も、過信禁物と見ておきたい。

負担重量も見逃せないポイント

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、56.0kg以下の馬は[4-7-6-99](3着内率14.7%)、56.0kg超の馬は[6-3-4-29](3着内率31.0%)となっている。なお、第9回(令和元年)以降の過去3年に限ると、56.0kg以下の馬は[0-2-0-23](3着内率8.0%)、56.0kg超の馬は[3-1-3-16](3着内率30.4%)である。性や番組賞金に応じた負担重量を課される別定競走だが、負担重量「55.0kg」の牝馬が第2回(平成24年)以降[2-4-0-11](3着内率35.3%)と優秀な成績を収めていることからも、重い負担重量を課された実績馬は高く評価して良さそうだ。

前走の距離が1,600m超だった馬は堅実

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,000m以下の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)、1,000m超1,600m以下の馬は[7-7-6-103](3着内率16.3%)、1,600m超の馬は[3-3-4-18](3着内率35.7%)となっている。なお、第8回(平成30年)以降の過去4年に限ると、1,000m以下の馬は[0-0-0-4](3着内率0.0%)、1,000m超1,600m以下の馬は[2-2-2-43](3着内率12.2%)、1,600m超の馬は[2-2-2-5](3着内率54.5%)である。該当馬はそれほど多くないが、1,600m超のレースを経由してきた馬は上位に食い込む可能性が高いと見るべきだろう。

“優駿スプリントトライアル”の優勝馬に注目

【“優駿スプリントトライアル”における着順別成績】(過去10年)

“優駿スプリントトライアル”における着順別成績を見ると、「1着」の馬は[3-4-0-2](3着内率77.8%)、2~4着の馬は[1-0-3-20](3着内率16.7%)、5着以下の馬は[1-0-0-35](3着内率2.8%)、「不出走」の馬は[5-6-7-71](3着内率20.2%)となっている。“優駿スプリントトライアル”の上位馬、特に勝ち切った馬が出走してきたら、ぜひ注目しておきたい。