分析レポート
Analysis Report
第66回
金盃(SII)
2022年02月9日(水) 16:10発走

金盃は、前走の距離や位置取りをチェックしたい!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 第56回(平成24年)から第58回(平成26年)までは2,000mで実施
- 第59回(平成27年)からは2,600mで実施
- 記録は令和4年1月25日時点
4番人気以内の馬が優勢も……

単勝人気別成績を見ると、4番人気以内の馬は[8-3-8-21](3着内率47.5%)、5番人気以下の馬は[2-7-2-100](3着内率9.9%)となっている。上位人気馬の好走率が高いとはいえ、人気薄だった馬の好走例も決して少なくない。
「船橋」「川崎」所属馬の3着内率が高い

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-1-0-19](3着内率5.0%)、「船橋」の馬は[5-2-6-22](3着内率37.1%)、「大井」の馬は[4-6-4-77](3着内率15.4%)、「川崎」の馬は[1-1-0-3](3着内率40.0%)となっている。3着以内馬の数は「大井」勢が最多だったものの、3着内率の高い「船橋」「川崎」勢も高く評価した方が良さそうだ。
重い負担重量を課された馬ほど堅実

負担重量別成績を見ると、54.0kg未満の馬は[0-1-0-20](3着内率4.8%)、54.0kg以上57.0kg未満の馬は[6-6-6-88](3着内率17.0%)、57.0kg以上の馬は[4-3-4-13](3着内率45.8%)となっている。在籍しているクラスや過去の成績に応じた負担重量を課される別定競走だが、負担重量が比較的重い馬を重視すべきだろう。
前走が2,000m以上のレースだった馬は信頼できる

前走の距離別成績を見ると、2,000m未満の馬は[2-3-2-58](3着内率10.8%)、2,000m以上の馬は[8-7-8-63](3着内率26.7%)となっている。なお、2,600mで施行されるようになった第59回(平成27年)以降の過去7年に限ると、2,000m未満の馬は[0-3-0-36](3着内率7.7%)、2,000m以上の馬は[7-4-7-51](3着内率26.1%)である。今年もまずは2,000m以上のレースを経由してきた馬に注目してみたい。
近年は大型馬が不振

前走の馬体重区分別成績を見ると、520kg未満の馬は[5-8-9-84](3着内率20.8%)、520kg以上の馬は[5-2-1-37](3着内率17.8%)となっている。ただし、第62回(平成30年)以降の過去4年に限ると、520kg未満の馬は[4-4-4-36](3着内率25.0%)、520kg以上の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)である。近年の傾向を重視するならば、大型馬は過信禁物と見ておいた方が良さそうだ。
脚質が明暗を分けそう

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、3番手以内の馬は[1-3-3-30](3着内率18.9%)、4~9番手の馬は[9-2-5-53](3着内率23.2%)、10番手以下の馬は[0-5-2-38](3着内率15.6%)となっている。なお、第62回(平成30年)以降の過去4年に限ると、3番手以内の馬は[0-0-1-13](3着内率7.1%)、4~9番手の馬は[4-1-3-19](3着内率29.6%)、10番手以下の馬は[0-3-0-18](3着内率14.3%)である。近年の傾向を重視するならば、前走で先行していた馬や、その逆に前走で馬群の後方からレースを進めていた馬は、それぞれ評価を下げるべきだろう。