分析レポート

Analysis Report

第45回
東京2歳優駿牝馬(SI)
2021年12月31日(金) 16:30発走

第45回優勝馬:スピーディキック号

レース情報

東京2歳優駿牝馬は、所属や臨戦過程が重要!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和3年12月16日時点

伏兵が上位に食い込む年も多い

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[7-3-1-9](3着内率55.0%)、3~10番人気の馬は[3-7-7-63](3着内率21.3%)、11番人気以下の馬は[0-0-2-57](3着内率3.4%)となっている。上位人気勢の勝率はそれなりに優秀だが、前評判が低い馬の好走例も決して少なくない。

「川崎」勢に加え「浦和」「他地区」勢の活躍が目立ってきた

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-0-1-6](3着内率25.0%)、「船橋」の馬は[3-2-1-26](3着内率18.8%)、「大井」の馬は[3-3-3-52](3着内率14.8%)、「川崎」の馬は[2-3-4-22](3着内率29.0%)、「他地区」の馬は[1-2-1-23](3着内率14.8%)となっている。なお、第39回(平成27年)以降の過去6年に限ると、「浦和」の馬は[1-0-1-5](3着内率28.6%)、「船橋」の馬は[2-0-1-12](3着内率20.0%)、「大井」の馬は[1-2-1-36](3着内率10.0%)、「川崎」の馬は[1-2-2-13](3着内率27.8%)、「他地区」の馬は[1-2-1-11](3着内率26.7%)である。以前から成績が良かった「川崎」所属馬はもちろん、近年の成績が良い「浦和」や「他地区」の所属馬も高く評価したいところだ。

近年は内枠有利

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~7番の馬は[3-8-5-54](3着内率22.9%)、8~16番の馬は[7-2-5-75](3着内率15.7%)となっている。なお、第41回(平成29年)以降の過去4年に限ると、1~7番の馬は[2-4-3-19](3着内率32.1%)、8~16番の馬は[2-0-1-32](3着内率8.6%)である。近年の傾向からは内枠有利なレースと言えるだろう。

基本的に前走好走馬が優勢

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[6-4-5-32](3着内率31.9%)、2~3着の馬は[2-5-3-41](3着内率19.6%)、4~7着の馬は[2-1-1-36](3着内率10.0%)、8着以下の馬は[0-0-1-20](3着内率4.8%)となっている。大敗直後の馬は過信禁物と見ておきたい。

前走が1,500m以下のレースだった馬は不振

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,500m以下の馬は[2-1-3-53](3着内率10.2%)、1,500m超の馬は[8-9-7-76](3着内率24.0%)となっている。前走で今回より短い距離のレースを使っていた馬は割り引きが必要だ。

“ローレル賞”で好走を果たした馬は堅実

【“ローレル賞”における着順別成績】(過去10年)

“ローレル賞”における着順別成績を見ると、3着以内の馬は[4-4-4-13](3着内率48.0%)、4着以下の馬は[1-1-2-30](3着内率11.8%)、「不出走」の馬は[5-5-4-86](3着内率14.0%)となっている。“ローレル賞”で上位に食い込んだ馬は信頼できると見て良いだろう。