分析レポート

Analysis Report

第42回
サンタアニタトロフィー(SIII)
2021年11月2日(火) 20:10発走

第42回優勝馬:トロヴァオ号

レース情報

サンタアニタトロフィーは、 前走の距離などが明暗を分けそう!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第32回(平成23年)は1,800mで実施
  • 第32回(平成23年)は国際招待競走・別定競走として実施
  • 第32回(平成23年)から第40回(令和元年)までは7月下旬~8月上旬に実施
  • 記録は令和3年10月19日時点

上位人気の馬ほど信頼できる

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[4-7-2-7](3着内率65.0%)、3~6番人気の馬は[6-2-2-30](3着内率25.0%)、7~11番人気の馬は[0-1-6-43](3着内率14.0%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-43](3着内率0.0%)となっている。伏兵の台頭も決して珍しくはないレースだが、単勝7番人気以下の馬は優勝例がなく、単勝12番人気以下の馬は3着以内となった例もない。

好走を果たした馬の大半は「大井」所属馬

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-2-2-20](3着内率20.0%)、「船橋」の馬は[2-2-2-32](3着内率15.8%)、「大井」の馬は[7-6-6-66](3着内率22.4%)、「川崎」の馬は[0-0-0-4](3着内率0.0%)、「海外」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)となっている。ちなみに、3着以内となった「浦和」所属馬は、すべて小久保智調教師の管理馬である。好走例が多いうえ、3着内率も比較的高い「大井」所属馬が中心と言えるだろう。

近年は8歳以上の高齢馬が不振

【馬齢別成績】(過去10年)

馬齢別成績を見ると、7歳以下の馬は[9-9-7-85](3着内率22.7%)、8歳以上の馬は[1-1-3-38](3着内率11.6%)となっている。なお、第37回(平成28年)以降の過去5年に限ると、7歳以下の馬は[4-5-5-39](3着内率26.4%)、8歳以上の馬は[1-0-0-20](3着内率4.8%)である。極端な高齢馬は評価を下げた方が良さそうだ。

前走を勝ち切っている馬が好成績

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[4-6-2-20](3着内率37.5%)、2~9着の馬は[6-4-8-75](3着内率19.4%)、10着以下・中止の馬は[0-0-0-28](3着内率0.0%)となっている。臨戦過程を比較する際は、前走の着順を素直に評価したい。

前走の距離も見逃せないポイント

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,200m以下の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)、1,200m超1,800m未満の馬は[8-7-8-75](3着内率23.5%)、1,800m以上の馬は[2-3-2-34](3着内率17.1%)となっている。なお、第37回(平成28年)以降の過去5年に限ると、1,200m以下の馬は[0-0-0-6](3着内率0.0%)、1,200m超1,800m未満の馬は[3-5-5-34](3着内率27.7%)、1,800m以上の馬は[2-0-0-19](3着内率9.5%)である。現在の施行時期に移った第41回(令和2年)も前走で「1,600m」のレースを使っていた馬が1~3着を占めたので、今後も前走が1マイル前後のレースだった馬を重視すべきだろう。

大型馬は過信禁物

【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)
※「記録なし」は前走が海外の競走だった馬

前走の馬体重区分別成績を見ると、510kg未満の馬は[10-7-9-85](3着内率23.4%)、510kg以上の馬は[0-3-1-37](3着内率9.8%)、「不明」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)となっている。なお、第37回(平成28年)以降の過去5年に限ると、510kg未満の馬は[5-5-5-46](3着内率24.6%)、510kg以上の馬は[0-0-0-13](3着内率0.0%)である。大型馬は割り引きが必要だ。