分析レポート

Analysis Report

第58回
東京記念(SI)
2021年09月8日(水) 20:10発走

第58回優勝馬:フレッチャビアンカ号

レース情報

東京記念は、前走の内容を素直に評価したい!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 過去10年のうち、第48回(平成23年)から第54回(平成29年)まではSIIとして実施
  • 記録は令和3年8月25日時点

上位人気に推された馬は堅実

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[9-7-3-11](3着内率63.3%)、4~8番人気の馬は[0-3-6-41](3着内率18.0%)、9番人気以下の馬は[1-0-1-58](3着内率3.3%)となっている。上位人気馬の信頼度が高いレースと言って良いだろう。

「船橋」「大井」所属馬の活躍が目立っている

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-0-13](3着内率13.3%)、「船橋」の馬は[1-5-4-28](3着内率26.3%)、「大井」の馬は[8-2-4-49](3着内率22.2%)、「川崎」の馬は[0-0-2-11](3着内率15.4%)、「他地区」の馬は[0-2-0-9](3着内率18.2%)となっている。なお、第51回(平成26年)以降の過去7年に限ると、「浦和」の馬は[1-1-0-12](3着内率14.3%)、「船橋」の馬は[1-2-3-19](3着内率24.0%)、「大井」の馬は[5-2-4-32](3着内率25.6%)、「川崎」の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)、「他地区」の馬は[0-2-0-8](3着内率20.0%)である。近年は特に「船橋」所属馬や「大井」所属馬が優勢だ。

どちらかと言えば内枠有利

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~7番の馬は[7-7-5-50](3着内率27.5%)、8~16番の馬は[3-3-5-60](3着内率15.5%)となっている。なお、第51回(平成26年)以降の過去7年に限ると、1~7番の馬は[6-6-4-32](3着内率33.3%)、8~16番の馬は[1-1-3-46](3着内率9.8%)である。内寄りの枠に入った馬を高く評価したい。

大敗直後の馬は不振

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、5着以内の馬は[9-8-7-57](3着内率29.6%)、6~8着の馬は[1-2-2-27](3着内率15.6%)、9着以下の馬は[0-0-1-26](3着内率3.7%)となっている。なお、第51回(平成26年)以降の過去7年に限ると、5着以内の馬は[7-6-5-42](3着内率30.0%)、6~8着の馬は[0-1-2-20](3着内率13.0%)、9着以下の馬は[0-0-0-16](3着内率0.0%)である。大敗直後の馬は苦戦する可能性が高いと見るべきだろう。

SⅠ昇格後は「東京記念トライアル」組が優勢

【前走のレース別成績】(過去10年)

前走のレース別成績を見ると、「東京記念トライアル」の馬は[2-1-2-9](3着内率35.7%)となっている。なお、SⅠとして施行されるようになった第55回(平成30年)以降の過去3年に限ると、「東京記念トライアル」の馬は[2-1-2-9](3着内率35.7%)、その他のレースの馬は[1-2-1-28](3着内率12.5%)である。付け加えると、「東京記念トライアル」組で6着以内だった馬は [2-1-2-6](3着内率45.5%)となっている。

前走の最終コーナー通過順に注目

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、6番手以内の馬は[7-7-8-49](3着内率31.0%)、7番手以下の馬は[3-3-2-61](3着内率11.6%)となっている。なお、第51回(平成26年)以降の過去7年に限ると、2番手以内の馬は[2-4-2-14](3着内率36.4%)、3~6番手の馬は[3-1-4-27](3着内率22.9%)、7番手以下の馬は[2-2-1-37](3着内率11.9%)である。前走の最終コーナーを中団や後方のポジションで通過した馬は、過信禁物と見ておきたい。