アフター5スター賞は、枠順や脚質などが明暗を分けそう！

• 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
• 記録は令和3年8月24日時点

「1番人気」馬の好走率はそれほど高くない

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[5-0-0-5]（3着内率50.0%）となっている。決して低い水準ではないが、3着内率は単勝2～4番人気の馬とあまり変わらない。

「船橋」や「川崎」の所属馬が堅実

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-0-0-15]（3着内率11.8%）、「船橋」の馬は[3-5-3-26]（3着内率29.7%）、「大井」の馬は[4-4-5-70]（3着内率15.7%）、「川崎」の馬は[1-1-2-6]（3着内率40.0%）となっている。3着内数こそ「大井」所属馬がトップとなっているものの、3着内率は「船橋」所属馬や「川崎」所属馬の方が上だ。

近年は内寄りの枠に入った馬が優勢

馬番別成績を見ると、1～8番の馬は[7-5-6-61]（3着内率22.8%）、9～16番の馬は[3-5-4-56]（3着内率17.6%）となっている。なお、第24回（平成29年）以降の過去4年に限ると、1～8番の馬は[3-3-4-21]（3着内率32.3%）、9～16番の馬は[1-1-0-26]（3着内率7.1%）である。近年の傾向を重視するならば、内寄りの枠に入った馬を高く評価すべきだろう。

重い負担重量を課された馬ほど好成績

負担重量別成績を見ると、57.0kg未満の馬は[1-1-6-49]（3着内率14.0%）、57.0kg以上の馬は[9-9-4-68]（3着内率24.4%）となっている。なお、第24回（平成29年）以降の過去4年に限ると、56.0kg未満の馬は[0-0-1-20]（3着内率4.8%）、56.0kg以上の馬は[4-4-3-27]（3着内率28.9%）である。アフター5スター賞は在籍しているクラスや過去1年の戦績に応じた負担重量を課される別定競走だが、重い負担重量を課された馬ほど上位に食い込む可能性が高いと見ておきたい。

馬格のある馬に注目

前走の馬体重区分別成績を見ると、500kg未満の馬は[2-6-4-71]（3着内率14.5%）、500kg以上の馬は[8-4-6-46]（3着内率28.1%）となっている。なお、第24回（平成29年）以降の過去4年に限ると、500kg未満の馬は[0-1-0-28]（3着内率3.4%）、500kg以上の馬は[4-3-4-19]（3着内率36.7%）である。馬格のある馬が中心と見て良さそうだ。

前走で後方からレースを進めた馬は不振

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、5番手以内の馬は[8-6-8-54]（3着内率28.9%）、6～10番手の馬は[2-4-1-38]（3着内率15.6%）、11番手以下の馬は[0-0-1-25]（3着内率3.8%）となっている。なお、第24回（平成29年）以降の過去4年に限ると、5番手以内の馬は[4-3-3-24]（3着内率29.4%）、6番手以下の馬は[0-1-1-23]（3着内率8.0%）である。前走の最終コーナーを後方で通過した馬は、過信禁物と見るべきだろう。