マイルグランプリは、枠順や前走のレースぶりに注目！

• 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
• 第18回（平成23年）から第26回（令和元年）までは10月中旬～11月中旬に実施
• 記録は令和3年7月22日時点

上位人気グループの馬は信頼できる

単勝人気順別成績を見ると、5番人気以内の馬は[9-7-7-27]（3着内率46.0%）、6番人気以下の馬は[1-3-3-98]（3着内率6.7%）となっている。基本的に上位人気馬が強いレースと言えるだろう。

「大井」勢や「川崎」勢が優勢

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-1-1-15]（3着内率11.8%）、「船橋」の馬は[2-2-1-29]（3着内率14.7%）、「大井」の馬は[6-7-7-72]（3着内率21.7%）、「川崎」の馬は[2-0-1-9]（3着内率25.0%）となっている。3着内数の多い「大井」勢や、3着内率の高い「川崎」勢に注目したい。

内寄りの枠に入った馬が好成績

馬番別成績を見ると、1～8番の馬は[6-9-8-57]（3着内率28.8%）、9～16番の馬は[4-1-2-68]（3着内率9.3%）となっている。内寄りの枠に入った馬が強いレースだ。

大敗直後の馬は過信禁物

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[4-3-1-15]（3着内率34.8%）、2～7着の馬は[5-6-7-71]（3着内率20.2%）、8着以下の馬は[1-1-2-39]（3着内率9.3%）となっている。なお、第22回（平成27年）以降の過去6年に限ると、「1着」の馬は[3-2-1-7]（3着内率46.2%）、2～6着の馬は[2-4-3-39]（3着内率18.8%）、7着以下の馬は[1-0-2-27]（3着内率10.0%）である。前走の着順を素直に評価すべきだろう。

今回より短い距離のレースを経由してきた馬は不振

前走の距離別成績を見ると、1,600ｍ未満の馬は[1-1-1-29]（3着内率9.4%）、1,600ｍ以上の馬は[9-9-9-96]（3着内率22.0%）となっている。なお、第22回（平成27年）以降の過去6年に限ると、1,600ｍ未満の馬は[0-0-0-17]（3着内率0.0%）、1,600ｍ以上の馬は[6-6-6-56]（3着内率24.3%）である。前走が今回より短い距離のレースだった馬は、苦戦する可能性が高いと見ておきたい。

前走時点での人気も重要なポイント

前走の単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[3-3-3-10]（3着内率47.4%）、「2番人気」の馬は[1-2-3-15]（3着内率28.6%）、3～8番人気の馬は[5-4-3-66]（3着内率15.4%）、9番人気以下の馬は[1-1-1-34]（3着内率8.1%）となっている。なお、第22回（平成27年）以降の過去6年に限ると、「1番人気」の馬は[2-2-3-4]（3着内率63.6%）、「2番人気」の馬は[1-2-1-9]（3着内率30.8%）、3～8番人気の馬は[2-2-2-38]（3着内率13.6%）、9番人気以下の馬は[1-0-0-22]（3着内率4.3%）である。臨戦過程を比較する際は、前走時点での人気もチェックしておいた方が良さそうだ。