分析レポート

Analysis Report

第23回
ジャパンダートダービー(JpnI)
2021年07月14日(水) 20:05発走

第23回優勝馬:キャッスルトップ号

レース情報

ジャパンダートダービーは、実績や臨戦過程が重要!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和3年6月30日時点

人気薄の馬が好走を果たした例は少ない

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[5-2-1-2](3着内率80.0%)2~6番人気の馬は[5-8-7-30](3着内率40.0%)、7番人気以下の馬は[0-0-2-73](3着内率2.7%)となっている。波乱が起きる可能性は低いと見ておいた方が良いかもしれない。

「JRA」勢が中心

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[1-1-3-66](3着内率7.0%)、「JRA」の馬は[9-9-7-39](3着内率39.1%)となっている。基本的には「JRA」所属馬を重視すべきレースと言えるだろう。

前走の着順が良い馬ほど好成績

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[8-5-5-38](3着内率32.1%)、2~5着の馬は[1-4-5-39](3着内率20.4%)、6着以下の馬は[1-1-0-28](3着内率6.7%)となっている。直近のパフォーマンスを素直に評価した方が良さそうだ。

前走の距離が明暗を分けそう

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,600m未満の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)、1,600m以上1,900m未満の馬は[9-6-7-44](3着内率33.3%)、1,900m以上の馬は[1-4-3-54](3着内率12.9%)となっている。前走が1,600m未満や1,900m以上のレースだった馬は過信禁物と見ておきたい。

前走の人気も見逃せないポイント

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)
※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬

前走の単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[9-8-5-51](3着内率30.1%)、4番人気以下の馬は[1-1-5-53](3着内率11.7%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-1](3着内率50.0%)となっている。臨戦過程を比較する際は、前走時点での人気も重視すべきだろう。

前走の最終コーナー通過順に注目

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)
※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、2番手以内の馬は[1-3-1-38](3着内率11.6%)、3番手以下の馬は[9-6-9-66](3着内率26.7%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-1](3着内率50.0%)となっている。なお、第18回(平成28年)以降の過去5年に限ると、2番手以内の馬は[1-2-0-19](3着内率13.6%)、3~9番手の馬は[4-2-5-24](3着内率31.4%)、10番手以下の馬は[0-0-0-9](3着内率0.0%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)である。前走の最終コーナーを2番手以内で通過した馬はもちろん、近年の傾向を考えると、前走の最終コーナーを10番手以下で通過した馬も割り引きが必要だ。

“東京ダービー”上位馬の好走例は少なくないが……

【“東京ダービー”における着順別成績】(過去10年)

“東京ダービー”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[1-1-3-19](3着内率20.8%)、6着以下の馬は[0-0-0-10](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[9-9-7-76](3着内率24.8%)となっている。前哨戦の“東京ダービー”で大敗を喫した南関東所属馬は、苦戦する可能性が高いと見ておきたい。

JRAの上級条件で好走経験がある馬は堅実

【“JRA、かつ2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績】(過去10年)

“JRA、かつ2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績を見ると、6着以内の馬は[8-10-6-34](3着内率41.4%)、7着以下の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)、「出走なし」の馬は[2-0-4-57](3着内率9.5%)となっている。“JRA、かつ2勝クラス以上のレース”で善戦したことのある馬は高く評価すべきだろう。