分析レポート

Analysis Report

第66回
大井記念(SI)
2021年05月19日(水) 20:10発走

第66回優勝馬:ミューチャリー号

レース情報

大井記念は、馬格や臨戦過程に注目!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第56回(平成23年)から第58回(平成25年)までは2,600mで実施
  • 第56回(平成23年)から第62回(平成29年)まではSIIとして実施
  • 記録は令和3年5月5日時点

1番人気に推された馬は堅実だが……

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると「1番人気」の馬は[6-0-2-2](3着内率80.0%)と優秀な成績を収めている。1番人気の馬はそれなりに信頼できると見て良いだろう。ただし「2番人気」の馬は[0-1-1-8](3着内率20.0%)とあまり上位争いに食い込めていない。

3着内率が高いのは「浦和」所属馬

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-4-2-9](3着内率40.0%)、「船橋」の馬は[4-1-4-40](3着内率18.4%)、「大井」の馬は[6-5-4-64](3着内率19.0%)、「川崎」の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)となっている。3着内数は「大井」所属馬がトップだったものの、3着内率の高い「浦和」所属馬にも注目しておいた方が良さそうだ。

8歳以上の高齢馬は割り引きが必要

【馬齢別成績】(過去10年)

馬齢別成績を見ると、7歳以下の馬は[8-10-9-81](3着内率25.0%)、8歳以上の馬は[2-0-1-39](3着内率7.1%)となっている。極端な高齢馬は評価を下げるべきだろう。

近年も前走が1,800m未満のレースだった馬はやや不振

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,800m未満の馬は[0-0-6-42](3着内率12.5%)、1,800m以上の馬は[10-10-4-78](3着内率23.5%)となっている。なお、大井ダ2,000mで施行されるようになった第59回(平成26年)以降の過去7年に限ると、1,800m未満の馬は[0-0-4-28](3着内率12.5%)、1,800m以上の馬は[7-7-3-53](3着内率24.3%)である。施行コースが替わった後も、前走が1,800m未満のレースだった馬はほとんど優勝争いに食い込めていない。

馬格のある馬ほど信頼できる

【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)

前走の馬体重区分別成績を見ると、490kg未満の馬は[1-1-3-44](3着内率10.2%)、490kg以上530kg未満の馬は[5-5-3-56](3着内率18.8%)、530kg以上の馬は[4-4-4-20](3着内率37.5%)となっている。なお、第61回(平成28年)以降の過去5年に限ると、490kg未満の馬は[0-0-1-23](3着内率4.2%)、490kg以上530kg未満の馬は[4-3-1-28](3着内率22.2%)、530kg以上の馬は[1-2-3-5](3着内率54.5%)である。馬格のある馬を重視したいところだ。

“同年のブリリアントカップ”で善戦した馬は堅実

【“同年のブリリアントカップ”における着順別成績】(過去10年)

 “同年のブリリアントカップ”における着順別成績を見ると、8着以内の馬は[7-5-4-25](3着内率39.0%)、9着以下・中止の馬は[0-0-1-22](3着内率4.3%)、「不出走」の馬は[3-5-5-73](3着内率15.1%)となっている。主要な前哨戦と位置付けられているブリリアントカップで善戦した馬は、それなりに高く評価すべきだろう。