東京スプリントは、近走成績などを素直に評価すべし！

• 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
• 記録は令和3年3月31日時点

上位人気馬に推された馬は信頼できる

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[4-2-2-2]（3着内率80.0％）、2～5番人気の馬は[4-8-4-24]（3着内率40.0％）、6番人気以下の馬は[2-0-4-92]（3着内率6.1％）となっている。基本的には上位人気の馬ほど信頼できるレースだ。

「地方」所属馬の好走例も少なくない

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[2-3-4-90]（3着内率9.1％）、「JRA」の馬は[8-7-6-28]（3着内率42.9％）となっている。3着内率は「JRA」勢が「地方」勢を大きく上回っているものの、3着以内馬のうち3割を占めている「地方」所属馬にも注目しておくべきだろう。

若い馬ほど信頼できる

馬齢別成績を見ると、6歳以下の馬は[8-4-5-38]（3着内率30.9％）、7～9歳の馬は[2-5-5-71]（3着内率14.5％）、10歳以上の馬は[0-1-0-9]（3着内率10.0％）となっている。なお、第25回（平成26年）以降の過去7年に限ると、6歳以下の馬は[5-3-4-22]（3着内率35.3％）、7～9歳の馬は[2-4-3-48]（3着内率15.8％）、10歳以上の馬は[0-0-0-9]（3着内率0.0％）である。比較的若い馬を重視したい。

前走を勝ち切っている馬に注目

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[3-4-4-18]（3着内率37.9％）、2～5着の馬は[4-5-2-45]（3着内率19.6％）、6着以下の馬は[3-1-4-55]（3着内率12.7％）となっている。なお、第25回（平成26年）以降の過去7年に限ると、「1着」の馬は[2-2-2-11]（3着内率35.3％）、2～5着の馬は[3-4-2-29]（3着内率23.7％）、6着以下の馬は[2-1-3-39]（3着内率13.3％）である。前走好走馬、特に前走を勝ち切っている馬は信頼できるようだ。

少頭数のレースを経由してきた馬は不振

前走の出走頭数別成績を見ると、11頭以下の馬は[1-0-0-30]（3着内率3.2％）、12頭以上の馬は[9-10-10-88]（3着内率24.8％）となっている。前走が少頭数のレースだった馬は過信禁物と見るべきだろう。

“前年のJBCスプリント”で善戦した馬は安定感あり

“前年のJBCスプリント”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[3-3-5-15]（3着内率42.3％）、6着以下の馬は[1-0-0-14]（3着内率6.7％）、「不出走」の馬は[6-7-5-89]（3着内率16.8％）となっている。今年も“前年のJBCスプリント”で善戦した馬が出走してきたらぜひ注目しておきたい。