分析レポート
Analysis Report
第44回
京浜盃(SII)
2021年03月24日(水) 16:10発走
京浜盃は、枠順や前年の実績が明暗を分けそう!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 記録は令和3年3月10日時点
上位人気グループの馬が中心
単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[9-6-2-13](3着内率56.7%)、4~6番人気の馬は[0-2-6-22](3着内率26.7%)、7番人気以下の馬は[1-2-2-80](3着内率5.9%)となっている。基本的には上位人気の馬ほど信頼できるレースと言えそうだ。
「船橋」勢の活躍が目立つ
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-1-18](3着内率14.3%)、「船橋」の馬は[7-5-3-31](3着内率32.6%)、「大井」の馬は[1-3-5-49](3着内率15.5%)、「川崎」の馬は[1-1-1-17](3着内率15.0%)となっている。なお、第40回(平成29年)以降の過去4年に限ると、「浦和」の馬は[0-0-1-7](3着内率12.5%)、「船橋」の馬は[4-3-1-12](3着内率40.0%)、「大井」の馬は[0-1-2-17](3着内率15.0%)、「川崎」の馬は[0-0-0-6](3着内率0.0%)である。まずは「船橋」所属馬に注目したい。
外寄りの枠に入った馬は堅実
馬番別成績を見ると、1~11番の馬は[6-4-6-92](3着内率14.8%)、12~16番の馬は[4-6-4-23](3着内率37.8%)となっている。外寄りの枠に入った馬は高く評価すべきだろう。
前走も「大井」のレースだった馬は不振
前走の競馬場別成績を見ると、「大井」の馬は[1-3-5-79](3着内率10.2%)、大井以外の馬は[9-7-5-36](3着内率36.8%)となっている。なお、第40回(平成29年)以降の過去4年に限ると、「大井」の馬は[1-1-1-31](3着内率8.8%)、大井以外の馬は[3-3-3-11](3着内率45.0%)である。前走も「大井」のレースだった馬は評価を下げた方が良さそうだ。
“JBC2歳優駿(北海道2歳優駿)”に出走していた馬は信頼して良い
“北海道2歳優駿”における着順別成績を見ると、10着以内の馬は[5-3-4-4](3着内率75.0%)、11着以下の馬は[0-0-0-2](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[5-7-6-109](3着内率14.2%)となっている。もともとホッカイドウ競馬から移籍してきた馬の活躍が目立つレースなので、令和2年に“北海道2歳優駿”とほぼ同じ条件で施行されている“JBC2歳優駿”を使った馬は、上位に食い込む可能性が高いと見ておきたい。
“全日本2歳優駿”で5着以内だった馬も安定感あり
“全日本2歳優駿”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[3-4-3-5](3着内率66.7%)、6着以下・中止の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)、不出走の馬は[7-6-7-96](3着内率17.2%)となっている。ダートグレード競走のJpnⅠだけに、“全日本2歳優駿”で善戦した馬がエントリーしてきたら、素直に中心視すべきだろう。