分析レポート
Analysis Report
第12回
フジノウェーブ記念(SIII)
2021年03月10日(水) 16:10発走
フジノウェーブ記念は、馬齢や負担重量がポイント!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 第2回(平成23年)から第4回(平成25年)までは「東京スプリング盃」の名称で実施
- 記録は令和3年2月24日時点
3着以内となった馬の大半は6番人気以内
単勝人気順別成績を見ると、6番人気以内の馬は[10-8-7-35](3着内率41.7%)、7番人気以下の馬は[0-2-3-89](3着内率5.3%)となっている。人気薄の馬が上位に食い込んだ例も少なくないとはいえ、まずは上位人気馬に注目した方が良さそうだ。
「船橋」「大井」所属馬が好成績
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-0-2-17](3着内率10.5%)、「船橋」の馬は[2-4-2-27](3着内率22.9%)、「大井」の馬は[8-6-6-75](3着内率21.1%)、「川崎」の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)となっている。「船橋」勢や「大井」勢をやや高く評価すべきだろう。
近年は高齢馬が優勢
馬齢別成績を見ると、6歳以下の馬は[3-4-4-45](3着内率19.6%)、7歳以上の馬は[7-6-6-79](3着内率19.4%)となっている。なお、第8回(平成29年)以降の過去4年に限ると、6歳以下の馬は[1-1-1-22](3着内率12.0%)、7歳以上の馬は[3-3-3-28](3着内率24.3%)である。近年の傾向を重視するならば、6歳以下の馬は過信禁物と見ておきたい。
負担重量の軽い馬は不振
負担重量別成績を見ると、57.0kg未満の馬は[0-2-0-29](3着内率6.5%)、57.0~58.0kgの馬は[4-7-6-79](3着内率17.7%)、58.0kg超の馬は[6-1-4-16](3着内率40.7%)となっている。負担重量が減じられる牝馬やA2級以下の馬は、割り引きが必要だ。
前走2着以内の馬は堅実
前走の着順別成績を見ると、2着以内の馬は[4-5-5-28](3着内率33.3%)、3~12着の馬は[6-5-5-78](3着内率17.0%)、13着以下・失格の馬は[0-0-0-18](3着内率0.0%)となっている。直近のレースで連対を果たしている馬は、上位に食い込む可能性が高いと見て良いだろう。
“ウィンタースプリント組”の扱いに注意
“同年のウインタースプリント”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[1-5-3-20](3着内率31.0%)、6着以下の馬は[0-0-0-27](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[9-5-7-77](3着内率21.4%)となっている。今年は「ウィンタースプリント」の名称で施行されているが、同競走に出走していた馬同士を比較する際は、当時の着順を素直に評価したい。