分析レポート

Analysis Report

第3回
雲取賞(SIII)
2021年02月18日(木) 16:10発走

第3回優勝馬:ランリョウオー号

レース情報

雲取賞は、枠順や前走の内容に注目!

  • 準重賞として施行された平成23~30年を含む過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 準重賞として施行された平成23~30年は大井ダ1,600mで実施
  • 第1回(平成31年)からは大井ダ1,800mで実施
  • 記録は令和3年2月3日時点

5番人気以下の馬も侮れない

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[8-7-5-20](3着内率50.0%)、5~9番人気の馬は[2-3-3-42](3着内率16.0%)、10番人気以下の馬は[0-0-2-37](3着内率5.1%)となっている。基本的には上位人気馬が強く、単勝10番人気以下の馬は連対例がないものの、単勝5~9番人気の馬が上位に食い込んだ例はそれほど珍しくない。

「船橋」所属馬の活躍が目立つ

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-2-0-11](3着内率21.4%)、「船橋」の馬は[6-4-5-26](3着内率36.6%)、「大井」の馬は[1-2-4-44](3着内率13.7%)、「川崎」の馬は[2-2-1-18](3着内率21.7%)となっている。3着内数、3着内率ともに頭ひとつ抜けている「船橋」所属馬を重視すべきだろう。

近年は特に外枠有利

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~4枠の馬は[5-1-3-46](3着内率16.4%)、5~8枠の馬は[5-9-7-53](3着内率28.4%)となっている。なお、平成26年以降の過去7年に限ると、1~4枠の馬は[3-0-1-35](3着内率10.3%)、5~8枠の馬は[4-7-6-33](3着内率34.0%)である。外枠有利なレースと見て良さそうだ。

負担重量の重い馬ほど堅実

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、56.0kg未満の馬は[3-1-2-29](3着内率17.1%)、「56.0kg」の馬は[3-5-4-51](3着内率19.0%)、56.0kg超の馬は[4-4-4-19](3着内率38.7%)となっている。なお、平成26年以降の過去7年に限ると、56.0kg未満の馬は[1-0-1-19](3着内率9.5%)、「56.0kg」の馬は[3-3-2-33](3着内率19.5%)、56.0kg超の馬は[3-4-4-16](3着内率40.7%)である。番組賞金などに応じた負担重量を課される別定競走だが、重い負担重量を課された馬は高く評価したい。

大敗直後の馬は過信禁物

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、6着以内の馬は[10-8-9-74](3着内率26.7%)、7着以下の馬は[0-2-1-25](3着内率10.7%)となっている。大敗直後の馬は評価を下げるべきだろう。

前走の人気も重要なポイント

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)

前走の単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[7-6-8-55](3着内率27.6%)、5~8番人気の馬は[3-4-2-33](3着内率21.4%)、9番人気以下の馬は[0-0-0-11](3着内率0.0%)となっている。ただし、平成26年以降の過去7年に限ると、4番人気以内の馬は[5-6-6-35](3着内率32.7%)、5~8番人気の馬は[2-1-1-27](3着内率12.9%)、9番人気以下の馬は[0-0-0-6](3着内率0.0%)である。近年の傾向からは、前走で上位人気に推されていた馬が強いレースと言えそうだ。