分析レポート

Analysis Report

第12回
勝島王冠(SII)
2020年12月9日(水) 20:10発走

第12回優勝馬:カジノフォンテン号

レース情報

勝島王冠は、負担重量や前走の内容に注目したい!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和2年11月25日時点

1番人気馬の好走率が高い

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[5-2-1-2](3着内率80.0%)、2~3番人気の馬は[3-5-0-12](3着内率40.0%)、4番人気以下の馬は[2-3-9-109](3着内率11.4%)となっている。人気薄の馬が上位に食い込んだ例も決して少なくないとはいえ、まずは前評判の高い馬に注目したい。

前走が1,800m未満のレースだった馬はやや不振

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,800m未満の馬は[3-4-2-63](3着内率12.5%)、1,800m以上の馬は[7-6-8-60](3着内率25.9%)となっている。前走が今回より短い距離のレースだった馬は、やや評価を下げるべきだろう。

好走馬の大半は7歳以下

【馬齢別成績】(過去10年)

馬齢別成績を見ると、7歳以下の馬は[10-8-9-93](3着内率22.5%)、8歳以上の馬は[0-2-1-30](3着内率9.1%)となっている。極端な高齢馬は苦戦する可能性が高いようだ。

近年は負担重量の重い馬が好成績

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、58.0kg未満の馬は[7-6-5-80](3着内率18.4%)、58.0kg以上の馬は[3-4-5-43](3着内率21.8%)となっている。ただし、第8回(平成28年)以降の過去4年に限ると、58.0kg未満の馬は[2-2-2-41](3着内率12.8%)、58.0kg以上の馬は[2-2-2-8](3着内率42.9%)である。在籍しているクラスや過去の成績に応じた負担重量を課される別定競走だが、近年の傾向を重視するならば、負担重量の重い実績馬に注目してみたい。

前走好走馬は堅実

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、4着以内の馬は[9-9-5-49](3着内率31.9%)、5着以下の馬は[1-1-5-74](3着内率8.6%)となっている。なお、第8回(平成28年)以降の過去4年に限ると、4着以内の馬は[4-4-2-19](3着内率34.5%)、5着以下の馬は[0-0-2-30](3着内率6.3%)である。臨戦過程を比較する際は、前走の着順を素直に評価すべきだろう。

前走の脚質も重要なポイント

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)
※「不明」は前走が海外の競走だった馬

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、5番手以内の馬は[8-6-5-47](3着内率28.8%)、6番手以下の馬は[2-4-5-76](3着内率12.6%)となっている。なお、第8回(平成28年)以降の過去4年に限ると、5番手以内の馬は[4-2-2-18](3着内率30.8%)、6番手以下の馬は[0-2-2-31](3着内率11.4%)である。前走の最終コーナーを先頭や先団で通過した馬は信頼できるようだ。