JBCクラシックは、上位人気馬や前哨戦の好走馬が中心！

• 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
• 第10回（平成22年）は船橋ダ1,800ｍ、第12回（平成24年）、第16回（平成28年）は川崎ダ2,100ｍ、第13回（平成25年）は金沢ダ2,100ｍ、第14回（平成26年）は盛岡ダ2,000ｍ、第18回（平成30年）は京都ダ1,900ｍ、第19回（令和元年）は浦和ダ2,000ｍで実施
• 記録は令和2年10月20日時点

8番人気以下の馬は3着以内なし

単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[7-9-5-9]（3着内率70.0%）、4～7番人気の馬は[3-1-5-31]（3着内率22.5%）、8番人気以下の馬は[0-0-0-66]（3着内率0.0%）となっている。上位人気馬が強いレースと言えそうだ。

「JRA」所属馬が優勢

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[0-1-1-72]（3着内率2.7%）、「JRA」の馬は[10-9-9-34]（3着内率45.2%）となっている。「JRA」所属馬を高く評価すべきだろう。

4～7歳の馬が中心

馬齢別成績を見ると、「3歳」の馬は[0-1-0-7]（3着内率12.5%）、4～7歳の馬は[10-9-9-78]（3着内率26.4%）、8歳以上の馬は[0-0-1-21]（3着内率4.5%）となっている。極端な高齢馬はもちろん、「3歳」の馬も過信禁物と見ておいた方が良いかもしれない。

近年は特に前走好走馬が強い

前走の着順別成績を見ると、3着以内の馬は[9-10-7-48]（3着内率35.1%）、4着以下の馬は[1-0-3-58]（3着内率6.5%）となっている。なお、第13回（平成25年）以降の過去7年に限ると、3着以内の馬は[7-7-6-31]（3着内率39.2%）、4着以下の馬は[0-0-1-46]（3着内率2.1%）である。前走好走馬を素直に重視した方が良さそうだ。

1,800～2,000ｍのレースを経由してきた馬に注目

前走の距離別成績を見ると、1,800ｍ未満の馬は[1-2-1-34]（3着内率10.5%）、1,800～2,000ｍの馬は[9-8-8-46]（3着内率35.2%）、2,000ｍ超の馬は[0-0-1-26]（3着内率3.7%）となっている。前走が1,800～2,000ｍのレースでなかった馬は、評価を下げるべきだろう。

好走馬の大半は前走で上位人気に推されていた馬

前走の単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[10-9-9-43]（3着内率39.4%）、4番人気以下の馬は[0-1-0-60]（3着内率1.6%）、「不明」の馬は[0-0-1-3]（3着内率25.0%）となっている。直近のレース内容を比較する際は、当時の人気にも注目したい。

“日テレ盃組”の扱いに注意

“同年の日本テレビ盃”における着順別成績を見ると、3着以内の馬は[6-5-2-6]（3着内率68.4%）、4着以下の馬は[0-0-0-15]（3着内率0.0%）、「不出走」の馬は[4-5-8-85]（3着内率16.7%）となっている。“同年の日本テレビ盃”で3着以内となった馬の活躍が目立つ一方、4着以下だった馬の巻き返しがまったくない点は気掛かりだ。

“帝王賞組”もそれなりに信頼できる

“同年の帝王賞”における着順別成績を見ると、4着以内の馬は[6-6-4-11]（3着内率59.3%）、5着以下の馬は[1-0-0-18]（3着内率5.3%）、「不出走」の馬は[3-4-6-77]（3着内率14.4%）となっている。今回と同じ大井ダ2,000ｍで施行されるビッグレースだけに、“同年の帝王賞”で上位に食い込んだ馬は高く評価すべきだろう。