分析レポート
Analysis Report
第54回
東京盃(JpnII)
2020年10月7日(水) 20:10発走

東京盃は、馬格や前走のパフォーマンスに注目!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 記録は令和2年9月23日時点
4番人気以内の馬は堅実

単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[8-7-8-17](3着内率57.5%)、5~8番人気の馬は[2-3-2-33](3着内率17.5%)、9番人気以下の馬は[0-0-0-66](3着内率0.0%)となっている。前評判が高い馬を素直に重視すべきレースと言えそうだ。
優勢なのは「JRA」所属馬だが……

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[3-4-1-88](3着内率8.3%)、「JRA」の馬は[7-6-9-28](3着内率44.0%)となっている。好走率には大きな差があるものの、第51回(平成29年)と第52回(平成30年)で船橋所属のキタサンミカヅキが“連覇”を果たし、第53回(令和元年)で浦和所属のブルドッグボスが2着となるなど、「地方」所属馬が上位に食い込んだ例も決して少なくない。
若い馬は過信禁物

馬齢別成績を見ると、4歳以下の馬は[1-2-1-29](3着内率12.1%)、5歳以上の馬は[9-8-9-87](3着内率23.0%)となっている。なお、第46回(平成24年)以降の過去8年に限ると、4歳以下の馬は[1-0-1-20](3着内率9.1%)、5歳以上の馬は[7-8-7-73](3着内率23.2%)である。注目を集めがちな存在だけに、「3歳」や「4歳」といった若い馬は扱いに注意すべきだろう。
前走好走馬が強い

前走の着順別成績を見ると、5着以内の馬は[10-7-10-66](3着内率29.0%)、6着以下の馬は[0-3-0-50](3着内率5.7%)となっている。臨戦過程を比較する際は、直近の着順を素直に評価したいところだ。
馬格のない馬は不振

前走の馬体重区分別成績を見ると、480kg未満の馬は[1-1-0-36](3着内率5.3%)、480kg以上の馬は[9-9-10-79](3着内率26.2%)、「計測不能」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)となっている。馬格のない馬は評価を下げたい。
脚質も重要なポイント

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、4番手以内の馬は[6-7-9-58](3着内率27.5%)、5~8番手の馬は[4-1-1-31](3着内率16.2%)、9番手以下の馬は[0-2-0-27](3着内率6.9%)となっている。なお、第46回(平成24年)以降の過去8年に限ると、4番手以内の馬は[4-6-8-43](3着内率29.5%)、5~8番手の馬は[4-1-0-27](3着内率15.6%)、9番手以下の馬は[0-1-0-23](3着内率4.2%)である。前走で積極的な競馬をしていた馬ほど信頼できるレースと言って良いだろう。