分析レポート
Analysis Report
第27回
アフター5スター賞(SIII)
2020年09月8日(火) 20:10発走
アフター5スター賞は、負担重量や馬格が明暗を分けそう!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 記録は令和2年8月25日時点
「1番人気」馬の好走率はそれほど高くない
単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[4-0-0-6](3着内率40.0%)となっている。決して低くはないものの、3着内率が単勝2~5番人気の馬と同水準である点に注意したい。
「船橋」や「川崎」の馬が堅実
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-0-0-13](3着内率13.3%)、「船橋」の馬は[3-5-3-26](3着内率29.7%)、「大井」の馬は[4-4-6-74](3着内率15.9%)、「川崎」の馬は[1-1-1-6](3着内率33.3%)となっている。3着以内馬の大半を占めているのは「大井」所属馬だが、3着内率は「船橋」所属馬や「川崎」所属馬の方が上だ。
近年は内寄りの枠に入った馬が優勢
馬番別成績を見ると、1~8番の馬は[6-4-6-63](3着内率20.3%)、9~16番の馬は[4-6-4-56](3着内率20.0%)となっている。ただし、第24回(平成29年)以降の過去3年に限ると、1~8番の馬は[2-2-3-16](3着内率30.4%)、9~16番の馬は[1-1-0-20](3着内率9.1%)である。近年の傾向を重視するならば、内寄りの枠に入った馬を高く評価すべきだろう。
重い負担重量を課された馬ほど好成績
負担重量別成績を見ると、57.0kg未満の馬は[2-2-6-52](3着内率16.1%)、57.0kg以上の馬は[8-8-4-67](3着内率23.0%)となっている。なお、第24回(平成29年)以降の過去3年に限ると、56.0kg未満の馬は[0-0-0-15](3着内率0.0%)、56.0kg以上の馬は[3-3-3-21](3着内率30.0%)である。アフター5スター賞は在籍しているクラスや過去1年の戦績に応じた負担重量を課される別定競走だが、重い負担重量を課された馬ほど上位に食い込む可能性が高いと見ておきたい。
馬格のある馬に注目
前走の馬体重区分別成績を見ると、500kg未満の馬は[3-7-5-73](3着内率17.0%)、500kg以上の馬は[7-3-5-46](3着内率24.6%)となっている。なお、第24回(平成29年)以降の過去3年に限ると、500kg未満の馬は[0-1-0-21](3着内率4.5%)、500kg以上の馬は[3-2-3-15](3着内率34.8%)である。馬格のある馬が中心と見て良さそうだ。
前走で後方からレースを進めた馬は不振
前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、9番手以内の馬は[10-9-9-86](3着内率24.6%)、10番手以下の馬は[0-1-1-33](3着内率5.7%)となっている。前走の最終コーナーを後方で通過した馬は、過信禁物と見るべきだろう。