分析レポート
Analysis Report
第13回
東京シンデレラマイル(SIII)
2019年12月30日(月) 16:30発走
東京シンデレラマイルは、枠順や負担重量が明暗を分けそう!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 記録は令和元年12月16日時点
4番人気以内の馬はまずまず堅実
単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[7-7-7-19](3着内率52.5%)、5番人気以下の馬は[3-3-3-109](3着内率7.6%)となっている。下位人気の馬もそれなりに健闘しているが、まずは上位人気グループの馬に注目したい。
負担重量の重い実績馬が優勢
負担重量別成績を見ると、56.0kg未満の馬は[3-5-2-97](3着内率9.3%)、56.0kg以上の馬は[7-5-8-31](3着内率39.2%)となっている。ちなみに、第5回(平成23年)以降の過去8年に限ると、56.0kg未満の馬は[2-3-1-81](3着内率6.9%)、56.0kg以上の馬は[6-5-7-22](3着内率45.0%)である。在籍しているクラスや過去の成績に応じた負担重量を課される別定競走だが、重い負担重量を課された実績馬の方が信頼できるようだ。
近年は特に内枠有利
枠番別成績を見ると、1~4枠の馬は[5-9-7-57](3着内率26.9%)、5~8枠の馬は[5-1-3-71](3着内率11.3%)となっている。ちなみに、第7回(平成25年)以降の過去6年に限ると、1~4枠の馬は[2-6-6-33](3着内率29.8%)、5~8枠の馬は[4-0-0-44](3着内率8.3%)である。外寄りの枠から勝ち切った馬も少なくないとはいえ、3着内率を重視するならば、内寄りの枠に入った馬を高く評価すべきだろう。
前走の最終コーナーを8番手以下で通過した馬は不振
前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、7番手以内の馬は[9-8-8-79](3着内率24.0%)、8番手以下の馬は[1-2-2-49](3着内率9.3%)となっている。ちなみに、第7回(平成25年)以降の過去6年に限ると、7番手以内の馬は[6-5-6-46](3着内率27.0%)、8番手以下の馬は[0-1-0-31](3着内率3.1%)である。前走の道中で後方に構えていた馬は過信禁物と見るべきかもしれない。
馬格のない馬は割り引きが必要
前走の馬体重区分別成績を見ると、450kg未満の馬は[0-0-1-15](3着内率6.3%)、450kg以上の馬は[10-10-9-113](3着内率20.4%)となっている。ちなみに、第8回(平成26年)以降の過去5年に限ると、470kg未満の馬は[0-0-1-24](3着内率4.0%)、470kg以上の馬は[5-5-4-41](3着内率25.5%)である。前走の馬体重が450kg未満だった馬はもちろん、450kg以上470kg未満だった馬も評価を下げた方が良さそうだ。
“同年のレディスプレリュード”で11着以内だった馬は要注目
“同年のレディスプレリュード(平成22年まで「TCKディスタフ」の名称で実施)”における着順別成績を見ると、11着以内の馬は[3-5-2-12](3着内率45.5%)と優秀な成績を収めている。同じ大井で施行される牝馬限定のダートグレード競走だけに、今年も該当馬が出走してきたらぜひ注目してみよう。