分析レポート

Analysis Report

第65回
東京大賞典(GI)
2019年12月29日(日) 15:40発走

第65回優勝馬:オメガパフューム号

レース情報

東京大賞典は、主要な前哨戦で好走した馬が優勢!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第57回(平成23年)からは国際競走として実施
  • 記録は令和元年12月15日時点

上位人気馬が非常に堅実

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[4-4-2-0](3着内率100.0%)とすべて3着以内に好走している。また「2番人気」の馬は[2-4-2-2](3着内率80.0%)、「3番人気」の馬も[3-2-1-4](3着内率60.0%)である。前評判が高い馬を素直に重視すべきだろう。

「JRA」所属馬が中心

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[0-1-1-72](3着内率2.7%)、「JRA」の馬は[10-9-9-34](3着内率45.2%)、「外国」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)となっている。「JRA」所属馬が圧倒的に強いレースだ。

大敗直後の馬は過信禁物

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、5着以内の馬は[10-6-6-55](3着内率28.6%)、6着以下の馬は[0-4-4-52](3着内率13.3%)となっている。なお、第58回(平成24年)以降の過去7年に限ると、前走の着順が5着以内の馬は[7-4-5-34](3着内率32.0%)、6着以下の馬は[0-3-2-42](3着内率10.6%)である。大敗直後の馬は評価を下げたい。

「チャンピオンズC」組に注目

【前走のレース別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、前走のレースが「チャンピオンズC」(平成25年までは「ジャパンカップダート」の名称で実施)だった馬である。なお、第58回(平成24年)以降の過去7年に限ると、3着以内馬21頭のうち19頭は前走のレースが「チャンピオンズC」だ。今年もまずは「チャンピオンズC」を経由してきた馬に注目すべきだろう。

馬格がある馬を重視したい

【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)

前走の馬体重区分別成績を見ると、500kg未満の馬は[2-1-3-52](3着内率10.3%)、500kg以上の馬は[8-9-7-54](3着内率30.8%)、「記録なし」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)となっている。馬格のない馬は評価を下げたい。

“同年のJBCクラシック”で連対を果たした馬は信頼できる

【“同年のJBCクラシック”における着順別成績】(過去10年)

“同年のJBCクラシック”における着順別成績を見ると、2着以内の馬が[5-6-3-2](3着内率87.5%)と非常に優秀な成績を収めている。今年も該当馬が出走してきたら要注目だ。

“同年のチャンピオンズC”における着順がポイント

【“同年のチャンピオンズC”における着順別成績】(過去10年)

“同年のチャンピオンズC(平成25年までは「ジャパンカップダート」の名称で実施)”における着順別成績を見ると、5着以内の馬が[8-4-5-5](3着内率77.3%)と優秀な成績を収めている。直近のビッグレースである “同年のチャンピオンズC”において善戦した馬は高く評価すべきだろう。

“同年の帝王賞”で8着以内となった馬も好成績

【“同年の帝王賞”における着順別成績】(過去10年)

“同年の帝王賞”における着順別成績を見ると、8着以内の馬が[3-7-5-13](3着内率53.6%)と優秀な成績を収めている。同じ大井ダ2,000mで施行されるレースだけに、“同年の帝王賞”で善戦した馬はそれなりに信頼できるようだ。