分析レポート

Analysis Report

第11回
勝島王冠(SII)
2019年12月4日(水) 20:10発走

第11回優勝馬:モジアナフレイバー号

レース情報

勝島王冠は、負担重量や前走の内容に注目したい!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和元年11月20日時点

前評判の低い馬も侮れない

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[5-2-1-2](3着内率80.0%)、2~3番人気の馬は[3-5-0-12](3着内率40.0%)と、それぞれまずまず優秀な成績をマークしている。もっとも、過去10年の3着以内馬30頭中14頭は単勝4番人気以下の馬である。3連単171万1130円の高額配当決着となった第2回(平成22年)など、前評判の低い馬がまとめて上位に食い込んだ例も決して少なくない。

前走が1,800m未満のレースだった馬はやや不振

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,800m未満の馬は[3-4-3-67](3着内率13.0%)、1,800m以上の馬は[7-6-7-56](3着内率26.3%)となっている。前走が今回より短い距離のレースだった馬は、やや評価を下げるべきだろう。

好走馬の大半は7歳以下

【馬齢別成績】(過去10年)

馬齢別成績を見ると、7歳以下の馬は[10-8-10-93](3着内率23.1%)、8歳以上の馬は[0-2-0-30](3着内率6.3%)となっている。極端な高齢馬は苦戦する可能性が高いようだ。

負担重量の軽い馬が好成績

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、55kg未満の馬は[3-1-3-11](3着内率38.9%)、55kg以上の馬は[7-9-7-112](3着内率17.0%)となっている。在籍しているクラスや過去の成績に応じた負担重量を課される別定競走だが、極端に負担重量の軽い新興勢力が出走してきたらぜひ注目してみたい。

前走で連対を果たしていた馬は堅実

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、2着以内の馬は[9-6-4-23](3着内率45.2%)、3~6着の馬は[1-4-3-40](3着内率16.7%)、7着以下の馬は[0-0-3-60](3着内率4.8%)となっている。臨戦過程を比較する際は、前走の着順を素直に評価すべきだろう。

前走の脚質も重要なポイント

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、5番手以内の馬は[7-7-6-45](3着内率30.8%)、6番手以下の馬は[3-3-4-78](3着内率11.4%)となっている。なお、第3回(平成23年)以降の過去8年に限ると、5番手以内の馬は[7-6-5-35](3着内率34.0%)、6番手以下の馬は[1-2-3-63](3着内率8.7%)である。前走の最終コーナーを先頭や先団で通過した馬は信頼できるようだ。