分析レポート
Analysis Report
第56回
東京記念(SI)
2019年09月18日(水) 20:10発走
東京記念は、枠順や前走の内容に注目したい!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 第46回(平成21年)から第54回(平成29年)まではSIIとして実施
- 記録は令和元年8月28日時点
上位人気に推された馬は堅実
単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[9-7-4-10](3着内率66.7%)、4~8番人気の馬は[0-3-5-42](3着内率16.0%)、9番人気以下の馬は[1-0-1-53](3着内率3.6%)となっている。上位人気馬の信頼度が高いレースと言って良いだろう。
3着内率が高いのは「船橋」所属馬
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-0-0-10](3着内率9.1%)、「船橋」の馬は[2-7-4-27](3着内率32.5%)、「大井」の馬は[7-1-4-47](3着内率20.3%)、「川崎」の馬は[0-0-2-12](3着内率14.3%)、「他地区」の馬は[0-2-0-9](3着内率18.2%)となっている。過去10年の優勝馬10頭中7頭は「大井」勢だが、3着内数や3着内率は「船橋」勢の方が上だ。
近年は内枠有利
馬番別成績を見ると、1~7番の馬は[6-8-5-50](3着内率27.5%)、8~16番の馬は[4-2-5-55](3着内率16.7%)となっている。なお、第51回(平成26年)以降の過去5年に限ると、1~7番の馬は[4-5-3-22](3着内率35.3%)、8~16番の馬は[1-0-2-32](3着内率8.6%)である。近年の傾向を重く見るならば、内寄りの枠に入った馬を高く評価したい。
前走を勝ち切った馬が好成績
前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[5-3-2-13](3着内率43.5%)、2~9着の馬は[5-7-8-72](3着内率21.7%)、10着以下の馬は[0-0-0-20](3着内率0.0%)となっている。臨戦過程を比較する際は、前走の着順を素直に評価すべきだろう。
大型馬は信頼できる
前走の馬体重区分別成績を見ると、520kg未満の馬は[8-6-6-84](3着内率19.2%)、520kg以上の馬は[2-4-4-21](3着内率32.3%)となっている。なお、第51回(平成26年)以降の過去5年に限ると、520kg未満の馬は[3-2-2-44](3着内率13.7%)、520kg以上の馬は[2-3-3-10](3着内率44.4%)である。大型馬は上位争いに食い込んでくる可能性が高いと見て良さそうだ。
前走の最終コーナー通過順に注目
前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、6番手以内の馬は[6-7-8-45](3着内率31.8%)、7番手以下の馬は[4-3-2-60](3着内率13.0%)となっている。前走の最終コーナーを中団や後方のポジションで通過した馬は、過信禁物と見ておきたい。