分析レポート
Analysis Report
第65回
東京ダービー(SI)
2019年06月5日(水) 20:10発走

東京ダービーは、主要な前哨戦の上位馬が中心!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 記録は令和元年5月22日時点
連対馬の半数近くは6番人気以下

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[3-1-2-4](3着内率60.0%)、「2番人気」の馬は[2-1-3-4](3着内率60.0%)、「3番人気」の馬は[1-1-2-6](3着内率40.0%)と、それぞれまずまず優秀な成績を収めている。もっとも、単勝6番人気以下の馬が3勝、9連対をマークするなど、伏兵の台頭も珍しくない。
3着内率が高いのは「浦和」所属馬

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-2-9](3着内率30.8%)、「船橋」の馬は[4-2-4-44](3着内率18.5%)、「大井」の馬は[4-5-4-46](3着内率22.0%)、「川崎」の馬は[1-2-0-26](3着内率10.3%)となっている。3着内馬の数が多い「船橋」や「大井」の所属馬だけでなく、3着内率が高い「浦和」所属馬にも注目すべきだろう。
近年は外枠有利

枠番別成績を見ると、1~4枠の馬は[2-4-7-64](3着内率16.9%)、5~6枠の馬は[2-5-0-32](3着内率17.9%)、7~8枠の馬は[6-1-3-29](3着内率25.6%)となっている。なお、第59回(平成25年)以降の過去6年に限ると、1~4枠の馬は[1-0-3-41](3着内率8.9%)、5~6枠の馬は[0-5-0-18](3着内率21.7%)、7~8枠の馬は[5-1-3-14](3着内率39.1%)である。近年の傾向を重視するならば、外寄りの枠に入った馬を高く評価したいところだ。
「牝」馬は平成24年を最後に3着以内なし

性別成績を見ると、「牝」馬は3着内率が9.5%にとどまっている。なお、3着以内となったのは第58回(平成24年)3着のエミーズパラダイスが最後である。「牝」馬は過信禁物と見るべきかもしれない。
“羽田盃”以外の前哨戦を経由してきた馬は不振

前走のレース別成績を見ると、「羽田盃」の馬が3着内率31.3%と優秀な成績を収めている。一方「東京プリンセス賞」の馬はすべて4着以下に敗れており、「東京湾カップ」「東京ダービートライアル」の馬も3着内率は10%以下である。主要な前哨戦ではあるものの、「東京湾カップ」「東京ダービートライアル」「東京プリンセス賞」を経由してきた馬は評価を下げるべきだろう。
“羽田盃”の上位馬は信頼できる

“羽田盃”における着順別成績を見ると、3着以内の馬は[8-2-4-16](3着内率46.7%)、4~7着の馬は[0-4-3-22](3着内率24.1%)、8着以下の馬は[0-1-0-20](3着内率4.8%)、「不出走」の馬は[2-3-3-67](3着内率10.7%)となっている。なお、第59回(平成25年)以降の過去6年に限ると、7着以内の馬は[5-5-4-21](3着内率40.0%)、8着以下の馬は[0-0-0-15](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[1-1-2-37](3着内率9.8%)である。“羽田盃”で善戦した馬は信頼できるようだ。
“京浜盃”における着順も重要

“京浜盃”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[5-3-8-19](3着内率45.7%)、6着以下の馬は[2-1-0-31](3着内率8.8%)、「不出走」の馬は[3-6-2-75](3着内率12.8%)となっている。なお、第59回(平成25年)以降の過去6年に限ると、5着以内の馬は[4-3-6-11](3着内率54.2%)、6着以下の馬は[1-0-0-21](3着内率4.5%)、「不出走」の馬は[1-3-0-41](3着内率8.9%)である。“羽田盃”だけでなく、その前哨戦である“京浜盃”における着順も重視したい。
“全日本2歳優駿”で善戦した馬は見逃せない

“全日本2歳優駿”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[4-2-3-5](3着内率64.3%)、6着以下・中止の馬は[1-0-2-17](3着内率15.0%)、「不出走」の馬は[5-8-5-103](3着内率14.9%)となっている。前年のレースではあるものの、やはりダートグレード競走のJpnIで善戦した馬は好走する可能性が高いと見るべきだろう。