分析レポート

Analysis Report

第64回
大井記念(SI)
2019年05月22日(水) 20:10発走

第64回優勝馬:モジアナフレイバー号

レース情報

大井記念は、枠順や臨戦過程に注目!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第54回(平成21年)から第58回(平成25年)までは大井ダ2,600mで実施
  • 第52回(平成19年)から第62回(平成29年)まではSIIとして実施
  • 記録は平成31年4月24日時点

1番人気に推された馬は堅実だが……

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[6-1-1-2](3着内率80.0%)と優秀な成績をマークしている。もっとも前評判の高い馬はそれなりに信頼できるようだ。ただし「2番人気」の馬は[0-0-1-9](3着内率10.0%)とあまり上位争いに食い込めていないので注意しよう。

連対馬の大半は前走の距離が「1,800m以上」

【前走の距離別成績】(過去10年)

過去10年の連対馬20頭中18頭は、前走の距離が「1,800m以上」である。なお、大井ダ2,000mで施行されるようになった過去5年に限っても、前走の距離が「1,800m未満」だった馬は[0-0-4-22](3着内率15.4%)、「1,800m以上」だった馬は[5-5-1-36](3着内率23.4%)だ。3着内率に大きな差はないものの、「1,800m未満」のレースを経由してきた馬は、優勝争いに絡む可能性が低いと見ておきたい。

近年は7~8枠に入った馬が堅実

【枠番】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~6枠の馬は[9-7-5-92](3着内率18.6%)、7~8枠の馬は[1-3-5-30](3着内率23.1%)となっている。ただし、大井ダ2,000mで施行されるようになった過去5年に限ると、1~6枠の馬は[4-2-2-46](3着内率14.8%)、7~8枠の馬は[1-3-3-12](3着内率36.8%)である。近年の傾向を重視するならば、外寄りの枠に入った馬を高く評価すべきだろう。

高齢馬は割り引きが必要

【馬齢別成績】(過去10年)

馬齢別成績を見ると、6歳以下の馬は[7-8-6-51](3着内率29.2%)、7歳以上の馬は[3-2-4-71](3着内率11.3%)となっている。なお、大井ダ2,000mで施行されるようになった過去5年は「7歳」の馬が[1-0-3-16](3着内率20.0%)と健闘しているものの、7歳以下の馬が[5-5-5-40](3着内率27.3%)なのに対し、8歳以上の馬は[0-0-0-18](3着内率0.0%)である。極端な高齢馬は苦戦する可能性が高いと見ておきたい。

前走の着順を素直に評価したい

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、「1着」だった馬は3着内率が38.5%に達している。直近のレースを勝ち切った馬は高く評価すべきだろう。ちなみに、2~8着だった馬は[5-7-7-73](3着内率20.7%)だが、9着以下ならびに競走中止だった馬は[0-0-1-33](3着内率2.9%)なので過信禁物だ。

“同年のブリリアントカップ”で善戦した馬は信頼できる

【“同年のブリリアントカップ”における着順別成績】(過去10年)

“同年のブリリアントカップ”における着順別成績を見ると、8着以内の馬は[6-4-4-23](3着内率37.8%)、9着以下・中止の馬は[0-0-0-18](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[4-6-6-81](3着内率16.5%)となっている。大敗を喫した馬は信頼できないが、“同年のブリリアントカップ”で善戦した馬は高く評価したい。