分析レポート

Analysis Report

第33回
東京プリンセス賞(SI)
2019年04月23日(火) 20:10発走

第33回優勝馬:トーセンガーネット号

レース情報

東京プリンセス賞は、前哨戦の内容をチェックしたい!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は平成31年4月3日時点

1番人気馬はそれなりに信頼できる

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[2-4-2-2](3着内率80.0%)と優秀な成績を収めている。なお、2~7番人気の馬は[8-5-6-41](3着内率31.7%)だが、8番人気以下の馬は[0-1-2-78](3着内率3.7%)とあまり上位争いに食い込めていない。

「船橋」所属馬が好成績

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-0-0-6](3着内率14.3%)、「船橋」の馬は[7-3-3-33](3着内率28.3%)、「大井」の馬は[2-4-5-50](3着内率18.0%)、「川崎」の馬は[0-3-2-32](3着内率13.5%)となっている。3着内数、3着内率ともにトップの「船橋」勢を高く評価するべきだろう。

前走で人気の中心だった馬は堅実

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)

前走の単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬が[6-7-6-23](3着内率45.2%)と優秀な成績を収めている。一方、3~7番人気の馬は[3-3-4-71](3着内率12.3%)、8番人気以下の馬は[1-0-0-27](3着内率3.6%)である。前走成績を比較する際は、当時の人気にも注目した方が良さそうだ。

馬格のある馬ほど3着内率が高い

【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)

前走の馬体重区分別成績を見ると、450kg未満の馬は[2-3-1-58](3着内率9.4%)、450kg以上470kg未満の馬は[6-1-1-35](3着内率18.6%)、470kg以上の馬は[2-5-8-28](3着内率34.9%)、「計測不能」の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)となっている。なお、第28回(平成26年)以降の過去5年に限ると、450kg未満の馬は[2-0-0-31](3着内率6.1%)、450kg以上470kg未満の馬は[2-1-1-16](3着内率20.0%)、470kg以上の馬は[1-4-4-12](3着内率42.9%)である。馬格がある馬ほど信頼できるレースと言って良いだろう。

“東京2歳優駿牝馬”で善戦した馬は安定感あり

【“東京2歳優駿牝馬”における着順別成績】(過去10年)

“東京2歳優駿牝馬”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[6-4-4-21](3着内率40.0%)、6着以下の馬は[1-0-0-22](3着内率4.3%)、「不出走」の馬は[3-6-6-78](3着内率16.1%)となっている。なお、第28回(平成26年)以降の過去5年に限ると、5着以内の馬は[4-3-3-10](3着内率50.0%)、6着以下の馬は[0-0-0-10](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[1-2-2-39](3着内率11.4%)である。今年も“東京2歳優駿牝馬”で善戦した馬が出走してきたらぜひ注目してみたい。

“桜花賞”に出走しなかった馬は不振

【“桜花賞”における出走経験の有無別成績】(過去10年)
※「開催なし」は“桜花賞”が中止となった第25回(平成23年)の全出走馬

“桜花賞”における出走経験の有無別成績を見ると、「あり」の馬は3着内率32.8%と優秀な成績を収めている。一方、“桜花賞”が中止となった第25回(平成23年)を除くと、「なし」の馬は3着内率が8.1%どまりである。南関東3歳牝馬クラシック競走の第一関門である“桜花賞”をパスした馬は過信禁物だ。