分析レポート
Analysis Report
第25回
マイルグランプリ(SII)
2018年10月31日(水) 20:10発走
マイルグランプリは、枠順や臨戦過程が明暗を分けそう!
- 過去10回の結果から、レースの傾向を分析
- 第14回(平成20年)から第16回(平成22年)までは3月中旬~5月下旬に実施
- 第17回(平成23年3月30日施行予定)は東日本大震災の影響により中止
- 記録は平成30年10月10日時点
1番人気から5番人気までの馬がそれぞれ好成績
単勝人気順別成績を見ると、5番人気以内の馬は[9-6-8-27](3着内率46.0%)、6番人気以下の馬は[1-4-2-97](3着内率6.7%)となっている。まずは上位5頭くらいまでの前評判が高い馬に注目したい。
どちらかと言えば内枠有利
馬番別成績を見ると、1~8番の馬は[6-9-6-57](3着内率26.9%)、9~16番の馬は[4-1-4-67](3着内率11.8%)となっている。内寄りの枠に入った馬が強いレースだ。
好走馬の馬齢は幅広いが……
馬齢別成績を見ると「3歳」から「10歳」までの幅広い範囲から3着以内馬が出ている。ただし、8歳以上の馬は第20回(平成25年)以降の過去5年に限ると[0-0-0-21](3着内率0.0%)である。極端な高齢馬は評価を下げ、3着内率が高い「4歳」や「5歳」の馬を重視すべきだろう。
前走6着以内の馬が中心
過去10回の優勝馬10頭は、いずれも前走の着順が6着以内である。なお、第20回(平成25年)以降の過去5年に限ると、前走の着順が6着以内だった馬は[5-4-4-43](3着内率23.2%)、7着以下だった馬は[0-1-1-20](3着内率9.1%)となっている。大敗直後の馬は評価を下げたい。
前走もマイルのレースだった馬が優勢
過去10回の3着以内馬30頭中、過半数の16頭は前走の距離が「1,600m」である。なお、第21回(平成26年)以降の過去4年に限ると、前走の距離が「1,600m未満」だった馬は[1-0-0-12](3着内率7.7%)、「1,600m」だった馬は[2-4-4-26](3着内率27.8%)、「1,600m超」だった馬は[1-0-0-12](3着内率7.7%)となっている。近年の傾向からも、前走が今回と同じ「1,600m」のレースだった馬を重視すべきだろう。
馬格のない馬は過信禁物
過去10回の優勝馬10頭中9頭は、前走の馬体重が490kg以上だった。なお、第21回(平成26年)以降の過去4年に限ると、前走の馬体重が490kg未満だった馬は[0-1-0-21](3着内率4.5%)、490kg以上だった馬は[4-3-4-29](3着内率27.5%)となっている。近年は馬格のない馬が特に苦戦しているので注意したい。