分析レポート

Analysis Report

第24回
アフター5スター賞(SIII)
2017年08月30日(水) 20:10発走

第24回優勝馬:キタサンミカヅキ号

レース情報

アフター5スター賞は、単勝1番人気馬に過信禁物!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第14回(平成19年)は馬インフルエンザの影響で施行日を9月5日から11月30日に延期
  • 記録は平成29年8月2日時点

単勝1番人気馬が不振

【単勝人気順別成績】(過去10年)
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単勝人気順別成績を見ると、単勝「1番人気」馬の3着内率が30.0%にとどまっていた。昨年の第23回も、単勝「1番人気」の支持を集めたアドマイヤサガスが16着に敗れている。一方で、単勝「2番人気」と「3番人気」の馬はそれぞれ3着内率50.0%と健闘している。前評判が最も高い馬が、人気を裏切りがちな点には注意したいところだ。

好走率が高いのは5歳以下の若い馬

【馬齢別成績】(過去10年)
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馬齢別成績を見ると「5歳以下」の馬が3着内率31.8%と優秀な成績を収めていた。一方「6歳以上」の馬は3着内率が15.7%にとどまっている。3着以内に好走した馬の数は「5歳以上」より「6歳以上」の方が多いものの、好走率の差を考えるならば、比較的若い「5歳以下」の馬を重視すべきだろう。

好走馬の大半は馬体重が500kg前後

【馬体重別成績】(過去10年)
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過去10年の3着以内馬30頭中19頭は、馬体重が「489~520kg」の範囲に収まっていた。該当馬は3着内率32.2%と好走率も優秀だ。一方「521kg以上」だった馬が3着以内となった例はなく、「488kg以下」だった馬も3着内率は16.2%にとどまっている。極端な大型馬や反対に馬格があまりない馬は、評価を下げるべきかもしれない。

サウスヴィグラス産駒が出走してきたら要注目

【種牡馬別成績】(過去10年)
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種牡馬別成績を見ると、3着以内となった例が複数回あるのは「サウスヴィグラス」だけだった。なお、その「サウスヴィグラス」産駒は3着内率が55.6%に達しているうえ、第17回3着のスーパーヴィグラス、第19回1着のジーエスライカー、第19回3着のトップグラス、第20回1着のハードデイズナイト、第23回3着のマリカと、異なる5頭がそれぞれ3着以内に好走している。当レースと非常に相性がいい血統だ。

坂井英光騎手、的場文男騎手、川島正太郎騎手が好成績

【騎手別成績】(過去10年)
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騎手別成績を見ると、3着以内となった例が4回以上あるのは、坂井英光騎手と的場文男騎手、川島正太郎騎手の3名だけだった。なお、3着内率は坂井英光騎手が83.3%、的場文男騎手と川島正太郎騎手が57.1%に達している。今年もこの3名を鞍上に迎えた馬がいたら、ぜひ注目してみたい。

シーサイドカップで上位に食い込んだ馬は期待できる

【“同年のシーサイドカップ”における着順別成績】(過去10年)
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過去10年の3着以内馬30頭中10頭は、“同年のシーサイドカップ”に出走していた馬である。なお、そのうち“同年のシーサイドカップ”における着順が「1着」だった馬は3着内率75.0%、「2着」だった馬は3着内率50.0%、「3着」「4着」だった馬は3着内率33.3%と、それぞれ優秀な成績を収めていた。主要な前哨戦のひとつであるシーサイドカップの上位馬は、このアフター5スター賞でも善戦する可能性が高いようだ。