Café Americano

Café Americano vol.26

第26回 競馬界の春一番!各国でクラシック&東京シティカップシーズン到来

皆さんの第1四半期はいかがですか?

 時が過ぎるのは本当に早いものですね。小学生の頃は毎日が長く感じて、早く大人になりたいと思っていたものですが、20歳以降は日々早くなり、30歳になると本当に光陰矢の如し。私にとっては、子供が生まれてからのこの3年間はさらに早く感じます。気がつけば年が明けてもう3ヶ月が経とうというところ。

 今年の私の目標は、「実りのある仕事をする」こと。いくら地位や名誉、名声を得ても、仕事は結果を残せるかどうかが全て。今年はこの目標をクリアできる(自分自身が満足の行く仕事ができる)可能性があるので、なんとしてでも達成したいと決意しています。幸い、味方となってくださる方々もいますし、その方々への報恩のためにも結果を出していきたいところです。

 皆さんの目標は何でしょうか?四半期が終わるタイミングで、振り返ってみるのもいいかもしれませんよ。

熱いクラシックはそこまで来ている

 この時期、北半球のパートI国はどこもクラシックに向けて熱い戦いが繰り広げられています。競馬情報が溢れかえっている日本では、関係者よりもよーくご存知のファンの方もいらっしゃると思いますが、あらためて代表的な国々のクラシックを見てみましょう。

■日本・牡馬
羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートダービー(南関東)皐月賞、東京優駿、菊花賞(JRA)
■日本・牝馬
桜花賞、東京プリンセス賞、関東オークス(南関東)、桜花賞、優駿牝馬、秋華賞(JRA)
■米国・牡馬
ケンタッキーダービー、プリークネスステークス、ベルモントステークス
■米国・ニューヨーク牝馬3冠
エイコーンステークス、CCAオークス、アラバマステークス
■英国・牡馬
2,000ギニー、ダービー、セントレジャーステークス
■英国・牝馬
1,000ギニー、オークス、セントレジャーステークス
■フランス・牡馬
プール・デッセ・デ・プーラン、ジョッケクルブ賞、ロワイヤルオーク賞
■フランス・牝馬
プール・デッセ・デ・プーリッシュ、ディアヌ賞、ヴェルメイユ賞

 いかがですか?アメリカの牝馬三冠にケンタッキーオークスが入っていなくて、かつ路線整備されているのがニューヨーク牝馬三冠のみなのが意外ではなかったですか?ケンタッキーオークスも、ダービーと同じく出走にはポイントが必要なので、その意味では頂上決戦の一角ではあるのですが、その後に続く伝統的なレースが見当たらないのでしょう。もしくは3冠認定されるきっかけがないのかもしれません(牡馬の3冠は1930年にギャラントフォックスが3つを優勝した時に記事で執筆された「Triple Crown」という言葉がベースになって3冠競走としてみなされるようになったとされています)。

そしてケンタッキーダービーに向けて

 3月13日現在、日本からの出走馬は2018年もなさそうですが、米国西海岸の大将格はBolt d’Oro(ボルトドーロ)とMcKinzie(マッケンジー)の2頭。この2頭が、先日ケンタッキーダービーポイントレースのサン・フェリペステークスで火花をちらしました(写真1)。

サン・フェリペステークスのレース映像

 結果は、McKinzieがアタマ差で1着入線も、4コーナーを回る際に起こった2回の接触に関する審議が行われ、結果McKinzieは降着となりBolt d’Oroが繰り上がって優勝しました。レース後のインタビューでは、McKinzieのマイク・スミスも言い分があったようですが、審議後の降着となれば致し方ありません。最後はBolt d’Oro騎乗のハビエル・カステラーノと、笑顔で話すシーンも。お互い心中穏やかではなかったかもしれませんけどね・・・(写真2)。

写真1
写真2

さて、毎年恒例となっております東京シティカップであります。

 もはやサンタアニタ競馬場にとっても、最も集客力のあるイベントの一つとなった東京シティカップ・ジャパンファミリーデーが、今年も4月8日に開催されます。

 東京シティカップ・ジャパンファミリーデーの公式ホームページはこちら

 大井競馬場とサンタアニタ競馬場の交流を記念して、G3競走として開催される米国内最長距離レースの一つですが、地力がないと勝てないことは過去の優勝馬たちを見ても明らか。毎年、ウィナーズサークルのプレゼンテーションをセットアップするのは私の仕事で、最近は鏡開きも行なっています。今年はどんな馬が、人が勝利を手にするのかなと、今から楽しみです。

 当日は、大井競馬場からプレゼンターにもお越し頂いて、相互交流が行われます。ここから両競馬場における新しいイノベーションが発生していきます。これからも、米国で唯一積極的に交流事業を行なっている両競馬場の動きにご注目ください。

筆者:沼本光生
1980年東京生まれ。U.S. Equine, Inc., Sales & Operations Manager
U.S. Equineのホームページはこちら

 アメリカは各地に、いつでもG1競走がありますが、伝統・格その他を鑑みると、真のGrade 1はケンタッキーダービーのみではないかと毎年思います。ブリーダーズカップでもまだ三十数年。ペガサスWCは誕生間もなく世界最高賞金という言葉が独り歩きしている感も否めません。
Run for the Roses。いつかはあのバラのレイを、陣営の一人として手にしたいものです。

 ちなみにレイは、全米に店舗展開するKrogersというスーパーマーケットの工場で、職人たちが一花一花バラを丁寧に織り込む手作り。表彰式までガラスのケースに保存され、レース前にウィナーズサークルに海軍兵に護られながら移送されます。ケンタッキー州・ウィンスターファームには、スーパーセイバーで優勝した際のレイが、ドライフラワーになって飾られています。