分析レポート

Analysis Report

第63回
東京ダービー(SI)
2017年06月7日(水) 20:10発走

第63回優勝馬:ヒガシウィルウィン号

レース情報

東京ダービーは各前哨戦で好走した馬が中心!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は平成29年5月10日時点

上位人気馬の成績は水準並みだが“総崩れ”の年も

【単勝人気順別成績】(過去10年)
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単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」馬の3着内率は60.0%、「2番人気」馬と「3番人気」馬の3着内率はそれぞれ40.0%だった。決して高い方ではないが、上位人気馬の好走率は一般的な水準にあると見ていいだろう。もっとも、第54回と第61回は単勝3番人気以内の馬がすべて4着以下に敗れ、第54回は3連単325万920円、第61回は3連単66万9140円の高額配当決着となっている。前評判が高い馬だけでなく、人気薄の馬にも注目しておきたい。

近年は特に外枠有利

【枠番別成績】(過去10年)
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枠番別成績を見ると、勝率と連対率はいずれも「5枠」トップで、「7枠」が2位だった。また、3着内率は「2枠」と「5枠」がトップタイで、「7枠」が3位となっている。「6枠」や「8枠」の成績はそれほど目立っていないが、どちらかと言えば外寄りの枠に入った馬が優勢だ。
 ちなみに、第59~62回の計4回に限定した枠番別成績を見ると、1~4枠の馬が[1-0-1-27](3着内率6.9%)だったのに対し、5~8枠の馬は[3-4-3-21](3着内率32.3%)と非常に堅実だった。近年の傾向を重視するならば、外寄りの枠に入った馬を中心視すべきだろう。

「サンシャイン牧場」などの生産馬が好成績

【生産者別成績】(過去10年)
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生産者別成績を見ると、複数の3着以内馬を出しているのは「サンシャイン牧場」「ノーザンファーム」「社台ファーム」だけである。このうち「サンシャイン牧場」からはアンパサンド(第53回)、プレティオラス(第58回)、バルダッサーレ(第62回)と計3頭の優勝馬が出ているうえ、連対率83.3%と好走率が非常に高い。今年以降の東京ダービーにおいてもぜひ注目しておきたいところだ。

「三冠」第一戦の“羽田盃”で善戦した馬は堅実

【“羽田盃”における着順別成績】(過去10年)
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過去10年の3着以内馬30頭中13頭は、“羽田盃”で「3着以内」に好走していた馬だった。該当馬は3着内率43.3%と好走率も高い。なお“羽田盃”で「4~6着」だった馬も3着内率28.0%と健闘している。昨年の第62回こそ“羽田盃”に「不出走」だった馬のワンツーフィニッシュで決着したが、基本的には“羽田盃”で善戦した馬が中心のレースと言えるだろう。

3月の“京浜盃”で善戦した馬も要注目

【“京浜盃”における着順別成績】(過去10年)
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過去10年の3着以内馬30頭中10頭は“京浜盃”で「3着以内」に好走していた馬だった。該当馬は3着内率41.7%と好走率も優秀だ。さらに“京浜盃”で「4~8着」だった馬も3着内率28.0%とまずまずの好走率をマークしている。“羽田盃”のトライアル競走としておなじみの一戦だが、この東京ダービーで好走を果たした馬も多く出ているので、ぜひ注目してみたい。

前年末の“全日本2歳優駿”における実績も見逃せない

【“全日本2歳優駿”における着順別成績】(過去10年)
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過去10年の3着以内馬30頭中7頭は“全日本2歳優駿”で「3着以内」に好走していた馬だった。該当馬は3着内率70.0%と好走率も非常に優秀だ。ちなみに“全日本2歳優駿”で「4~12着」だった馬も3着内率25.0%とまずまず健闘している。今年も2歳時にダートグレード競走のJpnⅠを経験している馬が出走してきたらマークしておくべきだろう。

“東京ダービーTr”組は現在のところ不振

【“東京ダービーTr”における着順別成績】(過去10年)
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※「開催なし」は“東京ダービーTr”が施行されていなかった第53~55回の全出走馬

平成22年から施行されている“東京ダービーTr”に出走していた馬は計9頭いたものの、3着以内となったのは第60回で2着となったスマイルピースだけだ。なお、このスマイルピースは“東京ダービーTr”における着順が「1着」、かつ“東京ダービーTr”における2位入線馬との着差が1馬身以上(1馬身1/4)、かつ“東京ダービーTr”における単勝人気順が1番人気だった。現在のところこれらの条件をすべてクリアしていた馬は他にいないので、今後も“東京ダービーTr”を単勝1番人気で完勝した馬が出てきたら注目すべきかもしれない。

JRAやホッカイドウ競馬から移籍してきた馬が中心

【初戦時の所属別成績】(過去10年)
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過去10年の3着以内馬30頭中12頭は、初戦時の所属が「北海道」だった。また、初戦時の所属が「JRA」だった馬からも、3頭の連対馬が出ている。昨年の第62回で優勝を果たしたバルダッサーレは「JRA」出身、2着のプレイザゲーム、3着のタービランスはそれぞれ「北海道」出身だ。今後も「JRA」やホッカイドウ競馬からの移籍組を重視すべきだろう。