分析レポート

Analysis Report

第62回
東京記念(SII)
2025年09月17日(水) 20:10発走

第61回優勝馬:ナッジ号

レース情報

東京記念は、枠順や臨戦過程がポイント!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 過去10年のうち、第55回(平成30年)から第60回(令和5年)まではSIとして実施
  • 記録は令和7年9月1日時点

好走を果たした馬の大半は単勝8番人気以内

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[8-4-4-14](3着内率53.3%)、4~8番人気の馬は[1-6-6-37](3着内率26.0%)、9番人気以下の馬は[1-0-0-60](3着内率1.6%)となっている。超人気薄の馬が馬券に絡む可能性は低いと見るべきだろう。

3着内数が多いのは「大井」勢

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-2-1-17](3着内率22.7%)、「船橋」の馬は[2-2-4-27](3着内率22.9%)、「大井」の馬は[6-4-5-52](3着内率22.4%)、「川崎」の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)、「他地区」の馬は[0-2-0-7](3着内率22.2%)となっている。「川崎」所属馬を除くと3着内率に大きな差はないが、3着内数は「大井」所属馬が断然のトップだ。

内寄りの枠に入った馬が優勢

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~7番の馬は[7-8-7-47](3着内率31.9%)、8~16番の馬は[3-2-3-64](3着内率11.1%)となっている。なお、第59回(令和4年)以降の過去3年に限ると、1~7番の馬は[2-3-3-13](3着内率38.1%)、8~16番の馬は[1-0-0-16](3着内率5.9%)である。多頭数となった場合は、枠順が明暗を分けるかもしれない。

4歳以下の馬は堅実

【馬齢別成績】(過去10年)

馬齢別成績を見ると、4歳以下の馬は[3-4-3-13](3着内率43.5%)、5歳以上の馬は[7-6-7-98](3着内率16.9%)となっている。第58回(令和3年)に出走した当時3歳のパストーソは10着どまりだったものの、4歳以下の比較的若い馬が出走してきたら、相応に高く評価するべきだろう。

大敗直後の馬は不振

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、5着以内の馬は[10-8-7-69](3着内率26.6%)、6~10着の馬は[0-2-3-32](3着内率13.5%)、11着以下の馬は[0-0-0-10](3着内率0.0%)となっている。前走で大敗を喫してしまった馬は、割り引きが必要だ。

「東京記念トライアル」組と「大井記念」組が中心

【前走のレース別成績】(過去10年)

前走のレース別成績を見ると、3着以内馬30頭中16頭を「東京記念トライアル」の馬と「大井記念」の馬が占めている。なお、第55回(平成30年)以降の過去7年に限ると、「東京記念トライアル」の馬は[4-2-4-23](3着内率30.3%)、「大井記念」の馬は[3-1-1-1](3着内率83.3%)、「その他」の馬は[0-4-2-55](3着内率9.8%)である。今年も「東京記念トライアル」や「大井記念」をステップに臨む馬を重視したい。