分析レポート
Analysis Report
第15回
優駿スプリント(SII)
2025年07月17日(木) 20:10発走

優駿スプリントは、枠順や負担重量がポイント!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 記録は令和7年7月3日時点
単勝二桁人気クラスの伏兵も侮れない

単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[4-6-1-9](3着内率55.0%)、3~12番人気の馬は[6-4-9-81](3着内率19.0%)、13番人気以下の馬は[0-0-0-38](3着内率0.0%)となっている。人気の中心だった馬がそれなりに優秀な成績を収めている一方、人気薄の馬が上位に食い込んだ例も少なくないレースだ。
「船橋」勢と「大井」勢が中心

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-0-3-19](3着内率13.6%)、「船橋」の馬は[2-2-4-30](3着内率21.1%)、「大井」の馬は[6-7-3-60](3着内率21.1%)、「川崎」の馬は[2-1-0-19](3着内率13.6%)となっている。なお、第12回(令和4年)以降の過去3年に限ると、「浦和」の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)、「船橋」の馬は[0-2-1-7](3着内率30.0%)、「大井」の馬は[3-1-2-19](3着内率24.0%)、「川崎」の馬は[0-0-0-6](3着内率0.0%)である。まずは「船橋」所属馬や「大井」所属馬をチェックしておくべきだろう。
近年は内枠不利・外枠有利

枠番別成績を見ると、1~2枠の馬は[2-1-0-37](3着内率7.5%)、3~8枠の馬は[8-9-10-91](3着内率22.9%)となっている。なお、第12回(令和4年)以降の過去3年に限ると、1~3枠の馬は[0-0-0-18](3着内率0.0%)、4~6枠の馬は[1-2-1-14](3着内率22.2%)、7~8枠の馬は[2-1-2-7](3着内率41.7%)である。もともと内枠不利なレースだが、近年は外枠有利になりつつあると言って良いかもしれない。
負担重量が軽い馬は不振

負担重量別成績を見ると、54.0kg以下の馬は[0-0-1-24](3着内率4.0%)、54.0kg超の馬は[10-10-9-104](3着内率21.8%)となっている。ちなみに、負担重量が55.0kg以下だった馬はいずれも牝馬であり、牡馬およびセン馬に限定した負担重量別成績を見ると、56.0kg以下の馬は[3-0-4-52](3着内率11.9%)、56.0kg超の馬は[6-5-5-38](3着内率29.6%)である。性や番組ポイントなどに応じた負担重量を課される別定競走だが、負担重量が56.0kg以下の牡馬およびセン馬、負担重量が54.0kg以下の牝馬は、それぞれ疑ってかかった方が良さそうだ。
大型馬は比較的堅実

前走の馬体重区分別成績を見ると、500kg未満の馬は[5-7-7-109](3着内率14.8%)、500kg以上の馬は[5-3-3-19](3着内率36.7%)となっている。なお、第10回(令和2年)以降の過去5年に限ると、460kg未満の馬は[0-0-0-16](3着内率0.0%)、460kg以上500kg未満の馬は[3-3-3-38](3着内率19.1%)、500kg以上の馬は[2-2-2-11](3着内率35.3%)である。馬格のある馬ほど信頼できるレースと見るべきだろう。
“優駿スプリントトライアル”の上位馬に注目

“優駿スプリントトライアル”における着順別成績を見ると、「1着」の馬は[1-4-1-3](3着内率66.7%)、2~3着の馬は[0-1-3-13](3着内率23.5%)、4着以下の馬は[2-0-0-36](3着内率5.3%)、「不出走」の馬は[7-5-6-76](3着内率19.1%)となっている。なお、第8回(平成30年)以降の過去7年に限ると、「1着」の馬は[1-2-1-3](3着内率57.1%)、2~3着の馬は[0-1-2-8](3着内率27.3%)、4着以下の馬は[0-0-0-25](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[6-4-4-55](3着内率20.3%)である。今年も“優駿スプリントトライアル”の上位馬はしっかりマークしておきたい。