サンタアニタトロフィーは、枠順や臨戦過程に注目！

• 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
• 第36回（平成27年）から第40回（令和元年）までは7月下旬～8月上旬に実施
• 第41回（令和2年）から第43回（令和4年）までは11月上旬～中旬に実施
• 記録は令和7年7月2日時点

上位人気馬はそれなりに堅実

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[4-2-1-3]（3着内率70.0%）、2～3番人気の馬は[3-3-4-10]（3着内率50.0%）、4～5番人気の馬は[3-1-2-14]（3着内率30.0%）、6～11番人気の馬は[0-4-3-53]（3着内率11.7%）、12番人気以下の馬は[0-0-0-37]（3着内率0.0%）となっている。伏兵の台頭も珍しくないとはいえ、まずは人気の中心となっている馬をチェックしておいた方が良さそうだ。

好走馬の多くは「大井」所属馬だが……

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-2-20]（3着内率16.7%）、「船橋」の馬は[2-2-1-17]（3着内率22.7%）、「大井」の馬は[7-6-7-75]（3着内率21.1%）、「川崎」の馬は[0-1-0-5]（3着内率16.7%）となっている。3着内数は「大井」勢が頭ひとつ抜けているものの、3着内率には大きな差がない。

近年は3～6枠の馬が中心

枠番別成績を見ると、1～2枠の馬は[3-2-0-24]（3着内率17.2%）、3～6枠の馬は[6-6-7-60]（3着内率24.1%）、7～8枠の馬は[1-2-3-33]（3着内率15.4%）となっている。なお、第41回（令和2年）以降の過去5年に限ると、1～2枠の馬は[1-0-0-13]（3着内率7.1%）、3～6枠の馬は[4-5-3-28]（3着内率30.0%）、7～8枠の馬は[0-0-2-18]（3着内率10.0%）である。内外極端な枠に入った馬は、過信禁物と見るべきだろう。

笹川翼騎手が好成績

騎手別成績を見ると、笹川翼騎手が1着2回、2着4回、3着1回と優秀な成績を収めている。なお、3着以内となった回数が3回以上の現役ジョッキーは笹川翼騎手のみである。当レースと非常に相性が良いジョッキーとして、引き続きマークしておいた方が良さそうだ。

前走の着順が良い馬ほど信頼できる

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[3-4-3-15]（3着内率40.0%）、2～4着の馬は[3-2-5-31]（3着内率24.4%）、5～11着の馬は[4-4-2-57]（3着内率14.9%）、12着以下の馬は[0-0-0-13]（3着内率0.0%）、「中止」の馬は[0-0-0-1]（3着内率0.0%）となっている。今年も直近のパフォーマンスを素直に評価したい。

前走の距離も見逃せないポイント

前走の距離別成績を見ると、1,400ｍ未満の馬は[0-0-0-11]（3着内率0.0%）、1,400ｍ以上1,800ｍ未満の馬は[8-8-8-74]（3着内率24.5%）、1,800ｍ以上の馬は[2-2-2-32]（3着内率15.8%）となっている。なお、第41回（令和2年）以降の過去5年に限ると、1,400ｍ未満の馬は[0-0-0-5]（3着内率0.0%）、1,400ｍ以上1,800ｍ未満の馬は[5-4-4-37]（3着内率26.0%）、1,800ｍ以上の馬は[0-1-1-17]（3着内率10.5%）である。臨戦過程を比較する際は、前走が1,400ｍや1,600ｍのレースだった馬を重視するべきだろう。