分析レポート
Analysis Report
第70回
大井記念(SI)
2025年05月21日(水) 20:10発走

大井記念は、前走の距離や着順が重要!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 第60回(平成27年)から第62回(平成29年)まではSIIとして実施
- 記録は令和7年5月9日時点
単勝「1番人気」の馬は3着内率8割

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[4-0-4-2](3着内率80.0%)、2~5番人気の馬は[5-7-3-25](3着内率37.5%)、6~9番人気の馬は[1-3-3-33](3着内率17.5%)、10番人気以下の馬は[0-0-0-50](3着内率0.0%)となっている。まずは単勝「1番人気」馬をはじめとする上位人気グループの馬をチェックしておきたい。
3着内率が高いのは「浦和」所属馬

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-3-2-11](3着内率35.3%)、「船橋」の馬は[2-2-3-29](3着内率19.4%)、「大井」の馬は[7-4-4-63](3着内率19.2%)、「川崎」の馬は[0-1-1-7](3着内率22.2%)となっている。3着内数は「大井」所属馬がトップだったものの、3着内率の高い「浦和」所属馬もマークしておいた方が良さそうだ。
前走好走馬はそれなりに信頼できる

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[6-3-2-17](3着内率39.3%)、2~9着の馬は[4-7-7-67](3着内率21.2%)、10着以下の馬は[0-0-1-24](3着内率4.0%)、「中止」の馬は[0-0-0-2](3着内率0.0%)となっている。なお、第65回(令和2年)以降の過去5年に限ると、「1着」の馬は[4-1-1-6](3着内率50.0%)、2~6着の馬は[1-3-3-21](3着内率25.0%)、7着以下の馬は[0-1-1-24](3着内率7.7%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。直近のパフォーマンスを素直に評価するべきレースと言えるだろう。
前走の距離も見逃せないポイント

前走の距離別成績を見ると、1,400m以下の馬は[0-0-1-9](3着内率10.0%)、1,400m超2,000m以下の馬は[9-8-7-74](3着内率24.5%)、2,000m超の馬は[1-2-2-27](3着内率15.6%)となっている。なお、第63回(平成30年)以降の過去7年に限ると、1,400m以下の馬は[0-0-0-6](3着内率0.0%)、1,400m超2,100m以下の馬は[6-7-7-56](3着内率26.3%)、2,100m超の馬は[1-0-0-12](3着内率7.7%)である。今年も1,800m前後のレースをステップに臨む馬が有力と見ておきたい。
脚質が明暗を分ける可能性も

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、7番手以内の馬は[7-8-10-65](3着内率27.8%)、8番手以下の馬は[3-2-0-43](3着内率10.4%)、「中止」の馬は[0-0-0-2](3着内率0.0%)となっている。なお、第64回(令和元年)以降の過去6年に限ると、9番手以内の馬は[6-6-6-48](3着内率27.3%)、10番手以下の馬は[0-0-0-16](3着内率0.0%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。先行力が高くない馬は、疑ってかかった方が良さそうだ。
“同年のブリリアントカップ”を制した馬に注目

“同年のブリリアントカップ”における着順別成績を見ると、「1着」の馬は[4-1-0-4](3着内率55.6%)、2~8着の馬は[2-4-1-24](3着内率22.6%)、9着以下の馬は[0-0-1-17](3着内率5.6%)、「不出走」の馬は[4-5-8-65](3着内率20.7%)となっている。主要な前哨戦と位置付けられているブリリアントカップの勝ち馬は、上位に食い込む可能性が高いと見るべきだろう。