分析レポート

Analysis Report

第36回
東京スプリント(JpnIII)
2025年04月16日(水) 20:10発走

第36回優勝馬:エートラックス号

レース情報

東京スプリントは、枠順や臨戦過程が重要!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和7年4月2日時点

上位人気に推された馬は堅実

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[8-9-7-16](3着内率60.0%)、5~8番人気の馬は[2-1-3-34](3着内率15.0%)、9番人気以下の馬は[0-0-0-57](3着内率0.0%)となっている。上位人気馬の好走率が高いレースだ。

「地方」所属馬の好走例も少なくない

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[2-3-3-80](3着内率9.1%)、「JRA」の馬は[8-7-7-27](3着内率44.9%)となっている。3着内率は「JRA」勢が「地方」勢を大きく上回っているものの、3着以内馬のうち3分の1近くを「地方」所属馬が占めている点には留意しておくべきだろう。

外寄りの枠に入った馬は不振

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~10番の馬は[9-10-7-74](3着内率26.0%)、11~16番の馬は[1-0-3-33](3着内率10.8%)となっている。なお、第30回(平成31年)以降の過去6年に限ると、1~10番の馬は[6-6-5-43](3着内率28.3%)、11~16番の馬は[0-0-1-21](3着内率4.5%)である。多頭数となった場合は枠順に注意したい。

前走の距離がポイント

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,000m以下の馬は[0-0-1-14](3着内率6.7%)、1,000m超1,500m未満の馬は[9-8-9-72](3着内率26.5%)、1,500m以上の馬は[1-2-0-21](3着内率12.5%)となっている。なお、第28回(平成29年)以降の過去8年に限ると、1,000m以下の馬は[0-0-1-13](3着内率7.1%)、1,000m超1,500m未満の馬は[8-7-7-59](3着内率27.2%)、1,500m以上の馬は[0-1-0-12](3着内率7.7%)である。「1,200 m」や「1,400 m」のレースから転戦してきた馬を重視した方が良さそうだ。

前走の出走頭数が多かった馬ほど信頼できる

【前走の出走頭数別成績】(過去10年)

前走の出走頭数別成績を見ると、11頭以下の馬は[2-0-0-29](3着内率6.5%)、12~14頭の馬は[2-3-3-34](3着内率19.0%)、15頭以上の馬は[6-7-7-44](3着内率31.3%)となっている。前走成績を比較する際は、当時の出走頭数もチェックしておくべきだろう。

“前年のJBCスプリント”で善戦した馬は安定感あり

【“前年のJBCスプリント”における着順別成績】(過去10年)

“前年のJBCスプリント”における着順別成績を見ると、6着以内の馬は[4-3-5-9](3着内率57.1%)、7着以下の馬は[0-0-0-15](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[6-7-5-83](3着内率17.8%)となっている。今年も令和6年のJBCスプリントで善戦した馬が出走してきたら、しっかりマークしておきたい。