分析レポート

Analysis Report

第48回
京浜盃(JpnII)
2025年03月26日(水) 20:10発走

第48回優勝馬:ナチュラルライズ号

レース情報

京浜盃は、枠順や馬格が明暗を分けそう!

  • SⅡとして施行された第38回(平成27年)から第46回(令和5年)を含む過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和7年3月12日時点

伏兵が上位に食い込んだ例も少なくない

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[8-5-3-14](3着内率53.3%)、4~8番人気の馬は[2-4-5-39](3着内率22.0%)、9番人気以下の馬は[0-1-2-45](3着内率6.3%)となっている。上位人気グループの馬はそれなりに堅実だが、人気薄の馬にも注目しておいた方が良さそうだ。

昨年は2頭の「JRA」所属馬が3着以内に健闘

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[10-9-9-97](3着内率22.4%)、「JRA」の馬は[0-1-1-1](3着内率66.7%)となっている。なお、初めてダートグレード競走として施行された第47回(令和6年)は、「地方」所属馬のサントノーレが1着、「JRA」所属馬のアンモシエラが2着、「JRA」所属馬のハビレが3着となった。今後は「JRA」所属馬の好走例が増えてくるかもしれない。

近年は内外極端な枠に入った馬が不振

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~2番の馬は[1-1-1-17](3着内率15.0%)、3~9番の馬は[6-5-7-52](3着内率25.7%)、10~16番の馬は[3-4-2-29](3着内率23.7%)となっている。ただし、第42回(平成31年)以降の過去6年に限ると、1~2番の馬は[1-0-0-11](3着内率8.3%)、3~9番の馬は[5-5-5-27](3着内率35.7%)、10~16番の馬は[0-1-1-16](3着内率11.1%)である。近年の傾向を重視するならば、内外極端な枠に入った馬は評価を下げるべきだろう。

前走時点での人気も見逃せない

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)

前走の単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[6-7-5-41](3着内率30.5%)、3番人気以下の馬は[4-3-5-57](3着内率17.4%)となっている。なお、第44回(令和3年)以降の過去4年に限ると、2番人気以内の馬は[3-3-4-13](3着内率43.5%)、3番人気以下の馬は[1-1-0-19](3着内率9.5%)である。前走成績を比較する際は、当時の人気もチェックしておいた方が良さそうだ。

馬格のある馬が優勢

【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)

前走の馬体重区分別成績を見ると、480kg未満の馬は[3-5-3-49](3着内率18.3%)、480kg以上の馬は[7-5-7-49](3着内率27.9%)となっている。なお、第42回(平成31年)以降の過去6年に限ると、480kg未満の馬は[1-2-1-29](3着内率12.1%)、480kg以上の馬は[5-4-5-25](3着内率35.9%)である。小柄な馬よりも大型馬を高く評価したい。

脚質も重要なポイント

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、9番手以内の馬は[9-10-10-83](3着内率25.9%)、10番手以下の馬は[1-0-0-14](3着内率6.7%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)となっている。なお、第44回(令和3年)以降の過去4年に限ると、6番手以内の馬は[3-4-4-24](3着内率31.4%)、7番手以下の馬は[1-0-0-7](3着内率12.5%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。先行力が高くない馬は、疑ってかかるべきだろう。