分析レポート

Analysis Report

第69回
金盃(SII)
2025年01月29日(水) 16:40発走

第69回優勝馬:キリンジ号

レース情報

金盃は、負担重量や前走の距離が重要!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和7年1月15日時点

4番人気以内の馬が優勢も……

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気別成績を見ると、4番人気以内の馬は[7-4-8-21](3着内率47.5%)、5~12番人気の馬は[3-6-2-69](3着内率13.8%)、13番人気以下の馬は[0-0-0-32](3着内率0.0%)となっている。上位人気馬がそれなりに優秀な3着内率をマークしているとはいえ、人気薄だった馬の好走例も決して少なくはない。

「船橋」勢や「川崎」勢の3着内率が高い

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-1-0-19](3着内率13.6%)、「船橋」の馬は[4-2-5-18](3着内率37.9%)、「大井」の馬は[3-6-5-84](3着内率14.3%)、「川崎」の馬は[1-1-0-1](3着内率66.7%)となっている。3着内数は「大井」所属馬が最多だったものの、3着内率の高い「船橋」所属馬や「川崎」所属馬にも注目しておいた方が良さそうだ。

比較的重い負担重量を課された実績馬が中心

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、56.0kg未満の馬は[1-2-2-50](3着内率9.1%)、「56.0kg」の馬は[6-4-5-60](3着内率20.0%)、56.0kg超の馬は[3-4-3-12](3着内率45.5%)となっている。なお、第65回(令和3年)以降の過去4年に限ると、54.0kg以下の馬は[0-0-0-21](3着内率0.0%)、54.0kg超の馬は[4-4-4-26](3着内率31.6%)である。これまでの戦績に応じた負担重量を課される別定競走だが、比較的軽い負担重量を課された馬は過信禁物と見るべきだろう。

前走の着順が良い馬ほど信頼できる

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、4着以内の馬は[4-5-7-40](3着内率28.6%)、5~12着の馬は[6-5-3-73](3着内率16.1%)、13着以下の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)となっている。なお、第61回(平成29年)以降の過去8年に限ると、4着以内の馬は[3-4-7-30](3着内率31.8%)、5~8着の馬は[5-4-1-36](3着内率21.7%)、9着以下の馬は[0-0-0-29](3着内率0.0%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。基本的に前走好走馬が強いレースと見ておきたい。

前走の距離がポイント

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,900m以下の馬は[1-4-0-48](3着内率9.4%)、1,900m超の馬は[9-6-10-74](3着内率25.3%)となっている。なお、第64回(令和2年)以降の過去5年に限ると、2,000m以下の馬は[1-2-0-39](3着内率7.1%)、2,000m超の馬は[4-3-5-21](3着内率36.4%)である。近年の傾向を重視するならば、前走が2,100m以上のレースだった馬を高く評価したいところだ。

前走で上位人気に推されていなかった馬は不振

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)

前走の単勝人気順別成績を見ると、6番人気以内の馬は[10-6-8-64](3着内率27.3%)、7番人気以下の馬は[0-4-2-58](3着内率9.4%)となっている。直近の競走成績を比較する際は、当時の人気もチェックしておくべきだろう。