分析レポート
Analysis Report
第29回
アフター5スター賞(SIII)
2022年09月8日(木) 20:10発走

アフター5スター賞は、臨戦過程や脚質が明暗を分けそう!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 記録は令和4年8月25日時点
基本的には上位人気の馬ほど好成績

単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[7-4-4-15](3着内率50.0%)、4~6番人気の馬は[2-5-3-20](3着内率33.3%)、7~9番人気の馬は[1-0-3-26](3着内率13.3%)、10番人気以下の馬は[0-1-0-55](3着内率1.8%)となっている。上位人気馬の好走率が極端に高いわけではないものの、超人気薄の馬が上位に食い込んだ例はそれほど多くない。
「船橋」「川崎」勢が比較的堅実

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-0-0-19](3着内率9.5%)、「船橋」の馬は[4-5-3-24](3着内率33.3%)、「大井」の馬は[3-4-6-67](3着内率16.3%)、「川崎」の馬は[1-1-1-6](3着内率33.3%)となっている。3着内率の高い「船橋」所属馬や「川崎」所属馬を高く評価した方が良さそうだ。
極端に重い負担重量を課された馬は信頼できる

負担重量別成績を見ると、57.0kg以下の馬は[4-6-9-95](3着内率16.7%)、57.0kg超の馬は[6-4-1-21](3着内率34.4%)となっている。アフター5スター賞は在籍しているクラスや過去1年の戦績に応じた負担重量を課される別定競走だが、57.0kgを超えるほどの負担重量が課されることになる実績馬は、上位に食い込む可能性が高いと見て良いだろう。
1,200mや1,400mのレースを経由してきた馬が優勢

前走の距離別成績を見ると、1,000m以下の馬は[2-4-0-27](3着内率18.2%)、1,000m超1,400m以下の馬は[7-4-8-52](3着内率26.8%)、1,400m超の馬は[1-2-2-37](3着内率11.9%)となっている。なお、第24回(平成29年)以降の過去5年に限ると、1,000m以下の馬は[0-2-0-16](3着内率11.1%)、1,000m超1,400m以下の馬は[5-2-4-28](3着内率28.2%)、1,400m超の馬は[0-1-1-14](3着内率12.5%)である。今年もまずは前走が1,200mや1,400mのレースだった馬に注目したい。
馬格に注目

前走の馬体重区分別成績を見ると、490kg未満の馬は[2-2-1-51](3着内率8.9%)、490kg以上の馬は[8-8-9-65](3着内率27.8%)となっている。なお、第24回(平成29年)以降の過去5年に限ると、490kg未満の馬は[0-0-0-28](3着内率0.0%)、490kg以上の馬は[5-5-5-30](3着内率33.3%)である。小柄な馬は割り引きが必要だ。
前走で後方からレースを進めていた馬は不振

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、5番手以内の馬は[8-7-8-53](3着内率30.3%)、6番手以下の馬は[2-3-2-63](3着内率10.0%)となっている。なお、第23回(平成28年)以降の過去6年に限ると、5番手以内の馬は[6-5-4-37](3着内率28.8%)、6番手以下の馬は[0-1-2-34](3着内率8.1%)である。前走の最終コーナーを6番手以下で通過した馬は、過信禁物と見るべきだろう。