分析レポート

Analysis Report

第35回
東京プリンセス賞(SI)
2021年04月28日(水) 20:10発走

第35回優勝馬:ケラススヴィア号

レース情報

東京プリンセス賞は、前哨戦の内容をチェックしたい!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和3年4月14日時点

上位人気馬はそれなりに信頼できる

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[7-7-2-14](3着内率53.3%)、4~7番人気の馬は[3-1-6-30](3着内率25.0%)、8番人気以下の馬は[0-2-2-73](3着内率5.2%)となっている。波乱の決着となった年もあるが、まずは前評判の高い馬に注目するべきだろう。

“桜花賞”に出走しなかった馬は不振

【“桜花賞”における出走経験の有無別成績】(過去10年)
※「開催なし」は“桜花賞”が中止となった第25回(平成23年)の全出走馬

“桜花賞”における出走経験の有無別成績を見ると、「あり」の馬は[7-7-7-42](3着内率33.3%)、“桜花賞”が中止となった第25回(平成23年)を除く「なし」の馬は[2-2-2-65](3着内率8.5%)となっている。南関東3歳牝馬三冠競走の第一関門である“桜花賞”に出走していた馬が中心だ。

枠順が明暗を分けそう

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~3枠の馬は[3-1-2-43](3着内率12.2%)、4~8枠の馬は[7-9-8-74](3着内率24.5%)となっている。なお、第30回(平成28年)以降の過去5年に限ると、1~3枠の馬は[0-0-1-21](3着内率4.5%)、4~8枠の馬は[5-5-4-34](3着内率29.2%)である。内寄りの枠に入った馬は過信禁物と見ておきたい。

前走で人気の中心だった馬は堅実

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)

前走の単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[6-8-4-18](3着内率50.0%)、3~7番人気の馬は[4-2-6-76](3着内率13.6%)、8番人気以下の馬は[0-0-0-23](3着内率0.0%)となっている。前走の内容を比較する際は、着順やレースぶりだけでなく、当時の人気にも注目した方が良さそうだ。

馬格のある馬が優勢

【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)

前走の馬体重区分別成績を見ると、450kg未満の馬は[2-2-3-58](3着内率10.8%)、450kg以上の馬は[8-7-7-59](3着内率27.2%)、「計測不能」の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)となっている。馬格がない馬は評価を下げるべきだろう。

“東京2歳優駿牝馬”で善戦した馬は安定感あり

【“東京2歳優駿牝馬”における着順別成績】(過去10年)

“東京2歳優駿牝馬”における着順別成績を見ると、4着以内の馬は[5-4-5-17](3着内率45.2%)、5~7着の馬は[1-2-0-13](3着内率18.8%)、8着以下の馬は[0-0-0-11](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[4-4-5-76](3着内率14.6%)となっている。今年も“東京2歳優駿牝馬”で善戦した馬が出走してきたらぜひ注目してみたい。