分析レポート

Analysis Report

第54回
黒潮盃(SII)
2020年08月19日(水) 20:10発走

第54回優勝馬:インペリシャブル号

レース情報

黒潮盃は、1番人気馬や“ダービー”で善戦した馬が強い!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和2年8月5日時点

1番人気馬はここ10年で7勝、4着以下なし

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬が[7-2-1-0](3着内率100.0%)と非常に優秀な成績を収めている。単勝「1番人気」の支持を集めながらも4着以下に敗れたのは、第42回(平成20年)4着のタケノショウリュウが最後である。もっとも前評判の高い馬は素直に信頼すべきかもしれない。

「船橋」所属馬は堅実

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-1-1-8](3着内率20.0%)、「船橋」の馬は[3-6-5-24](3着内率36.8%)、「大井」の馬は[5-2-3-56](3着内率15.2%)、「川崎」の馬は[0-0-0-13](3着内率0.0%)、「他地区」の馬は[2-1-1-26](3着内率13.3%)となっている。3着内数、3着内率ともにトップの「船橋」勢を高く評価するべきだろう。

近年は特に外枠の馬が不振

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~11番の馬は[9-9-7-83](3着内率23.1%)、12~16番の馬は[1-1-3-44](3着内率10.2%)となっている。なお、第47回(平成25年)以降の過去7年に限ると、1~11番の馬は[7-7-5-56](3着内率25.3%)、12~16番の馬は[0-0-2-32](3着内率5.9%)である。外寄りの枠に入った馬は評価を下げた方が良さそうだ。

前走で多頭数のレースを使っていた馬が中心

【前走の出走頭数別成績】(過去10年)

前走の出走頭数別成績を見ると、12頭以下の馬は[2-3-1-59](3着内率9.2%)、13頭以上の馬は[8-7-9-68](3着内率26.1%)となっている。臨戦過程を比較する際は、前走が多頭数のレースだった馬を高く評価すべきだろう。

前走で後方からレースを進めていた馬が好成績

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、7番手以内の馬は[8-4-4-84](3着内率16.0%)、8番手以下の馬は[2-6-6-43](3着内率24.6%)となっている。なお、第47回(平成25年)以降の過去7年に限ると、7番手以内の馬は[5-2-1-59](3着内率11.9%)、8番手以下の馬は[2-5-6-29](3着内率31.0%)である。先行力の高い馬よりも、中団や後方からレースを進めるタイプに注目すべきかもしれない。

大井の両“ダービー”で善戦した馬は信頼できる

【“東京ダービー”か“ジャパンダートダービー”のいずれかにおける最高着順別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭中12頭は、“東京ダービー”か“ジャパンダートダービー”のいずれかにおいて7着以内となった経験があった馬である。該当馬は3着内率も48.0%と非常に優秀なので、今年もまずは“東京ダービー”や“ジャパンダートダービー”における着順をチェックした方が良さそうだ。