分析レポート

Analysis Report

第22回
ジャパンダートダービー(JpnI)
2020年07月8日(水) 20:05発走

第22回優勝馬:ダノンファラオ号

レース情報

ジャパンダートダービーは、実績や臨戦過程が重要!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和2年6月24日時点

人気薄で好走した馬は少ない

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[5-2-1-2](3着内率80.0%)2~6番人気の馬は[5-8-8-29](3着内率42.0%)、7番人気以下の馬は[0-0-1-73](3着内率1.4%)となっている。波乱が起きる可能性は低いと見ておいた方が良いかもしれない。

「JRA」勢が中心

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「JRA」の馬は[8-9-7-39](3着内率38.1%)、「地方」の馬は[2-1-3-65](3着内率8.5%)となっている。基本的には「JRA」所属馬を重視すべきレースと言えるだろう。

過去10年の3着以内馬はすべて「牡」馬

【性別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭は、いずれも性が「牡」だ。ちなみに、第10回(平成20年)以前を含めても、性が「牝」だったにもかかわらず3着以内となったのは第6回(平成16年)2着のアクイレジアのみである。「牝」馬は苦戦する可能性が高いと見ておきたい。

近年は特に前走「1着」馬が優勢

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[8-5-5-38](3着内率32.1%)、2~3着の馬は[2-2-4-25](3着内率24.2%)、4着以下の馬は[0-3-1-41](3着内率8.9%)となっている。なお、第36回(平成25年)以降の過去7年に限ると、「1着」の馬は[7-5-4-26](3着内率38.1%)、2~4着の馬は[0-2-3-21](3着内率19.2%)、5着以下の馬は[0-0-0-28](3着内率0.0%)である。直近のパフォーマンスを素直に評価すべきだろう。

前走の距離に注目

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,600m未満の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)、1,600m~1,870mの馬は[8-6-7-43](3着内率32.8%)、1,870m超の馬は[2-4-3-56](3着内率13.8%)となっている。前走が1,600m未満や1,870m超のレースだった馬は過信禁物だ。

前走で先行していた馬は不振

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)
※「不明」は前走が海外の競走だった馬

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、2番手以内の馬は[2-2-2-34](3着内率15.0%)、3番手以下の馬は[8-7-8-69](3着内率25.0%)、「不明」の馬は[0-1-0-1](3着内率50.0%)となっている。なお、第36回(平成25年)以降の過去7年に限ると、2番手以内の馬は[1-2-0-28](3着内率9.7%)、3番手以下の馬は[6-4-7-46](3着内率27.0%)、「不明」の馬は[0-1-0-1](3着内率50.0%)である。前走の最終コーナーを先頭や2番手で通過した馬は、評価を下げるべきかもしれない。

“東京ダービー”で6着以下だった地元勢は割り引きが必要

【“東京ダービー”における着順別成績】(過去10年)

“東京ダービー”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[2-1-3-18](3着内率25.0%)、6着以下の馬は[0-0-0-11](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[8-9-7-75](3着内率24.2%)となっている。前哨戦の“東京ダービー”で大敗を喫した南関東所属馬は、苦戦する可能性が高いと見るべきだろう。

JRAの上級条件で好走経験がある馬は堅実

【“JRA、かつ2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績】(過去10年)

“JRA、かつ2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績を見ると、3着以内の馬は[7-9-6-28](3着内率44.0%)、4着以下の馬は[0-1-0-20](3着内率4.8%)、「出走なし」の馬は[3-0-4-56](3着内率11.1%)となっている。JRA、かつ上級条件のレースで好走したことがある馬は信頼できるようだ。