分析レポート

Analysis Report

第10回
優駿スプリント(SII)
2020年06月23日(火) 20:10発走

第10回優勝馬:カプリフレイバー号

レース情報

優駿スプリントは、枠順や臨戦過程が明暗を分けそう!

  • 平成23年に新設。過去9年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第1回(平成23年)から第4回(平成26年)まではSIIIとして実施
  • 記録は令和2年6月9日時点

近年は波乱の決着も目立つ

【単勝人気順別成績】(過去9年)

単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[6-7-3-20](3着内率44.4%)、5番人気以下の馬は[3-2-6-95](3着内率10.4%)となっている。ただし、第7回(平成29年)以降の過去3年に限ると、5番人気以内の馬は[0-2-0-13](3着内率13.3%)、6番人気以下の馬は[3-1-3-24](3着内率22.6%)である。ごく近年に限ると、上位人気馬が期待を裏切りがちだ。

「船橋」所属馬がやや不振

【所属別成績】(過去9年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-0-2-9](3着内率18.2%)、「船橋」の馬は[1-0-3-26](3着内率13.3%)、「大井」の馬は[5-7-3-57](3着内率20.8%)、「川崎」の馬は[3-2-1-23](3着内率20.7%)となっている。「船橋」所属馬の好走率がやや低い点に注意すべきだろう。

内外極端な枠に入った馬は割り引きが必要

【枠番別成績】(過去9年)

枠番別成績を見ると、1~2枠の馬は[3-0-1-32](3着内率11.1%)、3~6枠の馬は[6-9-6-49](3着内率30.0%)、7~8枠の馬は[0-0-2-34](3着内率5.6%)となっている。未だに連対例のない7~8枠はもちろん、やや好走率が低い1~2枠に入った馬も、過信禁物と見ておきたい。

前走の着順が良い馬ほど好成績

【前走の着順別成績】(過去9年)

前走の着順別成績を見ると、2着以内の馬は[5-6-5-35](3着内率31.4%)、3~4着の馬は[2-1-1-18](3着内率18.2%)、5着以下の馬は[2-2-3-62](3着内率10.1%)となっている。前走の着順を素直に評価すべきレースと言えそうだ。

前走の距離が1,800m以上だった馬は堅実

【前走の距離別成績】(過去9年)

前走の距離別成績を見ると、1,200m未満の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)、1,200m以上・1,800m未満の馬は[7-7-5-92](3着内率17.1%)、1,800m以上の馬は[2-2-4-16](3着内率33.3%)となっている。該当馬はそれほど多くないが、1,800m以上のレースを経由してきた馬は上位に食い込む可能性が高いと見るべきだろう。

“優駿スプリントトライアル”の優勝馬に注目

【“優駿スプリントトライアル”における着順別成績】(過去9年)
※「開催なし」は同年に“優駿スプリントトライアル”が施行されなかった第1回の全出走馬

平成24年から施行されている“優駿スプリントトライアル”における着順別成績を見ると、「1着」の馬は7頭中5頭が連対を果たしている。今年も該当馬が出走してきたらぜひ注目しておきたい。なお“優駿スプリントトライアル”における着順が2~4着の馬は[1-0-3-15](3着内率21.1%)、5着以下の馬は[1-0-0-29](3着内率3.3%)である。