分析レポート

Analysis Report

第65回
大井記念(SI)
2020年05月20日(水) 20:10発走

第65回優勝馬:ストライクイーグル号

レース情報

大井記念は、枠順や臨戦過程に注目!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第55回(平成22年)から第58回(平成25年)までは大井ダ2,600mで実施
  • 第55回(平成22年)から第62回(平成29年)まではSIIとして実施
  • 記録は令和2年5月6日時点

1番人気に推された馬は堅実だが……

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[6-0-2-2](3着内率80.0%)と優秀な成績を収めている。もっとも前評判の高い馬はそれなりに信頼できるようだ。ただし「2番人気」の馬は[0-1-1-8](3着内率20.0%)とあまり上位争いに食い込めていない。

3着内率が高いのは「浦和」所属馬

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-3-2-8](3着内率38.5%)、「船橋」の馬は[5-1-4-43](3着内率18.9%)、「大井」の馬は[5-6-4-64](3着内率19.0%)、「川崎」の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)となっている。3着内数は「大井」所属馬がトップだったものの、3着内率の高い「浦和」所属馬にも注目しておいた方が良さそうだ。

8歳以上の高齢馬は割り引きが必要

【馬齢別成績】(過去10年)

馬齢別成績を見ると、7歳以下の馬は[8-9-10-84](3着内率24.3%)、8歳以上の馬は[2-1-0-39](3着内率7.1%)となっている。なお、大井ダ2,000mで施行されるようになった平成26年以降の過去6年に限ると、7歳以下の馬は[6-6-6-48](3着内率27.3%)、8歳以上の馬は[0-0-0-23](3着内率0.0%)である。極端な高齢馬は評価を下げるべきだろう。

前走を勝ち切った馬は信頼できる

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[4-4-2-14](3着内率41.7%)、2~9着の馬は[6-6-8-86](3着内率18.9%)、10着以下・競走中止の馬は[0-0-0-23](3着内率0.0%)となっている。大敗直後の馬が苦戦している一方で、前走を勝ち切った馬は堅実だ。

近年も前走が2,000m未満のレースだった馬はやや不振

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、2,000m未満の馬は[1-4-8-74](3着内率14.9%)、2,000m以上の馬は[9-6-2-49](3着内率25.8%)となっている。なお、大井ダ2,000mで施行されるようになった平成26年以降の過去6年に限ると、2,000m未満の馬は[0-1-5-37](3着内率14.0%)、2,000m以上の馬は[6-5-1-34](3着内率26.1%)である。近年に限っても、前走が2,000m未満のレースだった馬はほとんど優勝争いに食い込めていない。

“同年のブリリアントカップ”で善戦した馬は堅実

【“同年のブリリアントカップ”における着順別成績】(過去10年)

“同年のブリリアントカップ”における着順別成績を見ると、8着以内の馬は[6-4-5-24](3着内率38.5%)、9着以下・競走中止の馬は[0-0-0-22](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[4-6-5-77](3着内率16.3%)となっている。主要な前哨戦と位置付けられているブリリアントカップで善戦した馬は、それなりに高く評価すべきだろう。