分析レポート

Analysis Report

第43回
京浜盃(SII)
2020年03月18日(水) 16:10発走

第43回優勝馬:ブラヴール号

レース情報

京浜盃は、枠順や前年の実績がポイント!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和2年2月28日時点

優勝馬の大半は3番人気以内だが……

【単勝人気順別成績】(過去10年)

過去10年の優勝馬10頭中、第33回(平成22年)のジーエスライカーを除く9頭は、単勝人気順が3番人気以内である。もっとも、過去10年の2~3着馬20頭中13頭は、単勝人気順が4番人気以下だ。人気に応えて優勝を果たした馬が多い一方で、前評判が低い馬も侮れないレースと言えるだろう。

「船橋」勢の活躍が目立つ

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-0-16](3着内率11.1%)、「船橋」の馬は[6-5-3-33](3着内率29.8%)、「大井」の馬は[2-3-5-50](3着内率16.7%)、「川崎」の馬は[1-1-2-18](3着内率18.2%)となっている。なお、第36回(平成25年)以降の過去7年に限ると、「浦和」の馬は[1-0-0-16](3着内率5.9%)、「船橋」の馬は[5-5-3-23](3着内率36.1%)、「大井」の馬は[1-1-4-28](3着内率17.6%)、「川崎」の馬は[0-1-0-12](3着内率7.7%)である。まずは「船橋」所属馬に注目したい。

外寄りの枠に入った馬は信頼できる

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~11番の馬は[6-4-7-91](3着内率15.7%)、12~16番の馬は[4-6-3-26](3着内率33.3%)となっている。外寄りの枠に入った馬は高く評価した方が良さそうだ。

前走の最終コーナーを5番手以下で通過した馬は優勝例なし

【前走の最終コーナー通過順順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、2番手以内の馬は[7-6-2-34](3着内率30.6%)、3~4番手の馬は[3-1-4-30](3着内率21.1%)、5番手以下の馬は[0-3-4-53](3着内率11.7%)となっている。前走で先行していなかった馬は評価を下げるべきだろう。

“北海道2歳優駿”に出走していた馬は堅実

【“北海道2歳優駿” における着順別成績】(過去10年)

“北海道2歳優駿”における着順別成績を見ると、10着以内の馬は[5-3-3-6](3着内率64.7%)、11着以下の馬は[0-0-0-2](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[5-7-7-109](3着内率14.8%)となっている。もともとホッカイドウ競馬から移籍してきた馬の活躍が目立つレースなので、“北海道2歳優駿”を使った馬には引き続き注目しておきたい。

“全日本2歳優駿”で5着以内だった馬も安定感あり

【“全日本2歳優駿”における着順別成績】(過去10年)

“全日本2歳優駿”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[3-4-2-6](3着内率60.0%)、6着以下・競走中止の馬は[0-0-1-14](3着内率6.7%)、出走取消・不出走の馬は[7-6-7-97](3着内率17.1%)となっている。やはりダートグレード競走のJpnⅠで善戦したことのある馬は、上位に食い込んでくる可能性が高いようだ。