分析レポート
Analysis Report
第64回
金盃(SII)
2020年02月5日(水) 16:10発走
金盃は、前走のレースやその内容をチェックしたい!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 第53回(平成21年)から第58回(平成26年)までは大井ダ2,000mで実施
- 第59回(平成27年)からは大井ダ2,600mで実施
- 記録は令和2年1月20日時点
3着以内馬の過半数は4番人気以下
過去10年の3着以内馬30頭中17頭は、単勝4番人気以下の馬である。上位人気馬もそれなりに健闘しているが、前評判がそれほど高くない馬にも注目しておくべきレースと言えるだろう。
「船橋」所属馬の3着内率が高い
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-1-1-16](3着内率11.1%)、「船橋」の馬は[5-2-5-27](3着内率30.8%)、「大井」の馬は[5-6-4-68](3着内率18.1%)、「川崎」の馬は[0-1-0-6](3着内率14.3%)となっている。3着以内馬の数は「大井」勢が最多だったものの、3着内率の高い「船橋」勢も高く評価した方が良さそうだ。
「報知オールスターカップ」組と「東京大賞典」組は堅実
前走のレース別成績を見ると、「報知オールスターカップ」の出走馬が3着内率41.7%、「東京大賞典」の出走馬が3着内率42.9%と、それぞれ優秀な成績を収めている。なお、大井ダ2,600mで施行されるようになった第59回(平成27年)以降の過去5年に限っても、「報知オールスターカップ」の出走馬は[2-1-1-7](3着内率36.4%)、「東京大賞典」の出走馬は[1-1-2-4](3着内率50.0%)である。今年もこの2競走を経由した馬がエントリーしてきたらぜひ注目してみたい。
前走が多頭数のレースだった馬は信頼できる
前走の出走頭数別成績を見ると、12頭以下の馬は[1-1-2-37](3着内率9.8%)、13頭以上の馬は[9-9-8-80](3着内率24.5%)となっている。なお、大井ダ2,600mで施行されるようになった第59回(平成27年)以降の過去5年に限ると、13頭以下の馬が[2-1-1-32](3着内率11.1%)、14頭以上の馬が[3-4-4-30](3着内率26.8%)である。臨戦過程を比較する際は、前走の出走頭数もチェックしておくべきだろう。
前走で上位人気に推されていた馬が中心
前走の単勝人気順別成績を見ると、7番人気以内の馬は[9-8-8-67](3着内率27.2%)、8番人気以下の馬は[1-2-2-50](3着内率9.1%)となっている。直近のレースで人気薄だった馬は、過信禁物と見ておいた方が良さそうだ。
近年は前走で先行していた馬が不振
前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、5番手以内の馬は[2-3-6-44](3着内率20.0%)、6番手以下の馬は[8-7-4-73](3着内率20.7%)となっている。ただし、大井ダ2,600mで施行されるようになった第59回(平成27年)以降の過去5年に限ると、5番手以内の馬は[1-1-1-26](3着内率10.3%)、6番手以下の馬は[4-4-4-36](3着内率25.0%)である。近年の傾向を重視するならば、前走で先行していた馬は評価を下げたい。