分析レポート

Analysis Report

第43回
東京2歳優駿牝馬(SI)
2019年12月31日(火) 16:30発走

第43回優勝馬:レイチェルウーズ号

レース情報

東京2歳優駿牝馬は、前走や主要な前哨戦における着順がポイント!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第34回(平成22年)からは地方競馬全国交流競走として実施
  • 記録は令和元年12月17日時点

1番人気馬は比較的堅実だが……

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[3-4-0-3](3着内率70.0%)、2~4番人気の馬は[4-1-5-20](3着内率33.3%)、5番人気以下の馬は[3-5-5-105](3着内率11.0%)となっている。単勝「1番人気」馬が優秀な成績を収めているものの、前評判が低い馬の好走例も決して少なくない。

「川崎」勢の活躍が目立っている

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-0-1-5](3着内率16.7%)、「船橋」の馬は[4-2-0-25](3着内率19.4%)、「大井」の馬は[3-3-3-54](3着内率14.3%)、「川崎」の馬は[2-4-5-22](3着内率33.3%)、「他地区」の馬は[1-1-1-22](3着内率12.0%)となっている。ちなみに、地方競馬全国交流競走として実施されるようになった第34回(平成22年)以降の過去9年に限ると、「浦和」の馬は[0-0-1-5](3着内率16.7%)、「船橋」の馬は[3-2-0-23](3着内率17.9%)、「大井」の馬は[3-3-2-47](3着内率14.5%)、「川崎」の馬は[2-3-5-19](3着内率34.5%)、「他地区」の馬は[1-1-1-22](3着内率12.0%)である。3着内数、3着内率とも「川崎」の馬がやや優勢だ。

近年は前走好走馬が優勢

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[4-3-6-31](3着内率29.5%)、2~3着の馬は[2-4-3-36](3着内率20.0%)、4着以下・競走中止の馬は[4-3-1-61](3着内率11.6%)となっている。ちなみに、第38回(平成26年)以降の過去5年に限ると、「1着」の馬は[3-2-3-11](3着内率42.1%)、2~3着の馬は[1-2-2-16](3着内率23.8%)、4着以下の馬は[1-1-0-37](3着内率5.1%)である。近年の傾向からは、前走の着順を素直に評価すべきレースと言えるだろう。

サウスヴィグラス産駒が“4連勝”中

【種牡馬別成績】(過去10年)

種牡馬別成績を見ると、サウスヴィグラスが3着内率46.7%と優秀な成績を収めている。ちなみに、第39回(平成27年)以降の過去4年に限ると [4-2-0-5](3着内率54.5%)である。今年も父にサウスヴィグラスを持つ馬が出走してきたらぜひ注目してみたい。

“ローレル賞”で好走を果たした馬は堅実

【“ローレル賞”における着順別成績】(過去10年)

“ローレル賞”における着順別成績を見ると、3着以内の馬は[3-4-5-13](3着内率48.0%)、4~7着の馬は[1-1-0-17](3着内率10.5%)、8着以下の馬は[0-0-0-13](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[6-5-5-85](3着内率15.8%)となっている。“ローレル賞”で4着以下に敗れた馬は苦戦しているものの、好走を果たした馬はそれなりに信頼できるようだ。

“エーデルワイス賞”で「8着以内」だった馬も好成績

【“エーデルワイス賞”における着順別成績】(過去10年)

“エーデルワイス賞”における着順別成績を見ると、8着以内の馬は[6-4-2-14](3着内率46.2%)、9着以下の馬は[0-0-1-6](3着内率14.3%)、「不出走」の馬は[4-6-7-108](3着内率13.6%)となっている。ダートグレード競走の“エーデルワイス賞”で善戦した馬は高く評価すべきだろう。